レイスティンガー
れいすてぃんがー
概要
レイスティンガーとは、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場するフルカウルミニ四駆の一つ。
大神博士が欲しがっていたマシンシャイニングスコーピオンをヒントに作られた。そのためマシンのモチーフもシャイニングスコーピオンと同じ蠍である。
大神博士自ら「最高傑作」と称する切り札のマシン。大神軍団の一人土方レイが使用する。
もちろんこのマシンも大神研究所のマシンらしく相手のマシンを攻撃、破壊する「バトルマシン」である。
レイの指輪から出されるレーザー光を追尾し、ターゲットの相手マシンをマシン先端に装着した針にて破壊する。
この針は大神が岡田鉄心博士の山小屋で見つけたZMCの欠片を鋭利な錐状に加工したもの。
（原作では、昔に鉄心から分けてもらったものを加工したとされている）
原作でビクトリーマグナムを葬り去ったのはブロッケンGだが、アニメ版では本機。
初陣から星馬兄弟とカイ・ゲンのレースに突然割り込み、マグナムトルネードで回転したボディの脇腹に突っ込んで攻撃しスクラップにした。
また、原作では大神博士が製作した無人稼働する「黒いレイスティンガー」で構成された【レイスティンガー軍団】が結成されている。
レイと歩んだ戦の歴史
- 鍾乳洞コースにて、Vマグナムを仕留める。
- オータムレースにて二郎丸スペシャルにアタックを仕掛けるも、針が抜けなくなるトラブルが発生した。
- 烈と大神研究所内での活動をかけたレースを行うが引き分けになる。
- 鉄心の言葉に影響された所有者の手によって改造を受けられかけたが、大神博士の手によって阻止された
- SGJCにてミニ四ファイターから【銀（しろがね）の悪魔】の称号を授かる。
- SGJC Bセクションにて、雪に足を取られマシン破壊と上位入賞は果たせなかったがプロトセイバーEVOのタイヤをバーストさせて6位に入賞。
- SGJC Cセクション序盤では上位に位置していたが、レイの意志で手を加えられ軽量化される。
最後尾にいたサイクロンマグナムとストレートコースでの一騎打ちを仕掛ける。
が、終盤でトラブルに遭遇しコースアウトしリタイアとなった。（本機の活躍は、ここで最後となった）
※後に登場するマシン「ファイヤースティンガー」、「シュヴァリエ・ド・ローズ」の原型ともなっている。ビークスティンガーGのフロントはレイスティンガー譲り。
銀（しろがね）の悪魔が【最高傑作】と言われる由縁は何か？
これを製作した大神博士は、過去にいくつも強力なバトルマシンを製作している。
一作目のプロトセイバーは【空力を究極まで利用したマシン】として、空気砲が採用されたものであるが、【トラクションコントロールシステムによる制御】と【エアチャージ時に後方へ下がってしまう】ことが欠点であった。
二作目のビークスパイダーは、プロトセイバーで発生した問題を解消するためにトラクションコントロールシステムと空気砲ギミックを取り払い、【最高速度に達した時に空気流の刃】が形成できるムーバルウイングが採用されているが
【最高速度に達するまでの所要時間】と【対象が側面にいなければ切り裂くことができない】ことが欠点であった。
三作品目のブロッケンGは、ビークスパイダーで発生した課題から最高速度から加速力に強くさせ、【加速させた重量級の車体による体当たり】で正面にいる対象を破壊することができる。また、シャーシ構造に新技術を採用しコーナーリングとストレートコースに対応できるようにしているが
【加速させすぎてしまうとコースアウトしてしまう】が欠点であった。
レイスティンガーは、プロトセイバーから引き継がれている【空力を最大限に活用できるカウル】に
対象が側面にいても攻撃できるシステムをビークスパイダーから引き継ぎ、正面にいる対象を破壊できるシステムをブロッケンGから引き継いでいる。
更に上述のとおり、トラクションコントロールシステムによる制御はなく【赤外線誘導装置による誘導システム】により相手マシンを確実に破壊できるほかにストレートコース、コーナーコース、テクニカルコースの走破ができる。
商品としてのレイスティンガー
商品は1996年10月にフルカウルミニ四駆として発売。
劇中の針を再現するためマシン先端にピンバイスで穴を開け爪楊枝を仕込んだ人は多いはず。
2014年1月にはレイスティンガープレミアムとしてリメイク版が発売された。