概要
能力
武器としての効果があり、さまざまな敵を撃ちまくることができる。VSチェンジャーにセットすると必殺技を放てる。
少々の防壁程度なら軽く貫通し、ギャングラー怪人の身体を融解させた上で風穴を開け、巨大化した相手すら吹っ飛ばすという、まさに規格外の性能を持つ。
必殺技
『ルパンフィーバー！』
- イタダキ・ド・ド・ドストライク
VSチェンジャーにセットしダイヤルを3回回し「アン・ドゥ・トロワ」の音声を鳴らして発動。強力な光弾を放つ。上述の通りギャングラー怪人の身体を融解させ風穴を開けるほどの威力を持つ。
- イカサマ・ドストライク
発動手順はイタダキ・ド・ド・ドストライクと同じだが、その威力は比べようもないほど強力無比。上述の通り巨大化したギャングラー怪人を吹き飛ばす。
ロボモード
『ダイヤライズ！快盗ヘンケイ！』
ルパンマグナムのダイヤルを回して巨大化、変形させた快盗ロボ。人は乗り込めないが、主にルパンレッドの指示に従う。ある程度意思があるのか自律行動も可能。
戦闘では両腕に搭載された二丁拳銃で戦い。両足のホバリング機能と合わせてスピーディーなガンマンアクションで敵を翻弄する。
また巨大化したままマグナムモードに変形でき単独で強力な銃撃も出来る。さらにルパンカイザーが装備して攻撃する事も可能。必殺技は『グッドストライカーぶっぱなしちまえマグナム』。
- ルパンマグナムスペリオル
ルパンマグナムの両腕にブルーとイエローのダイヤルファイターを『カエマショータイム』した形態。
入手経緯
#34にて、大快盗アルセーヌ・ルパンの隠れ家に保管されていることを知った高尾ノエルが回収に赴くが、張り巡らされた罠に苦戦し、同行していたグッドストライカーが離脱して買い出し中のルパンレンジャーに助けを求める。
グッティの案内で隠れ家に侵入したルパンレンジャーだったが、ノエルがかかったのとは違う罠が起動してグッティとはぐれてしまい、手探りながらも最深部を目指す。そんな中、魁利は罠があるポイントにフランス語の単語が書かれたプレートを目にする。
そして最深部。ルパンマグナム自体は確かにあったが、そこにはなぜか倒れているノエルの姿が。ここで先ほどの単語を文章にした結果、「足枷を外せ」という意味だと理解した途端、3人は閃光に包まれる。気づくと3人はそれぞれの大切な人物と共にいたが、それが幻覚であることを即座に理解しVSチェンジャーで周囲に攻撃し脱出を試みるも上手くいかない。
実は「足枷=大切な人の存在」という意味であり、ルパンマグナムを手に入れる条件とは「大切な人を撃つこと」。これにより快盗としての覚悟を問うものであったのである。
どうしても撃てなかった透真と初美花はノエル同様に昏倒するが、魁利は躊躇なく引き金を引き幻覚から抜け出す。これによりアルセーヌからのメッセージを受け取り、ルパンマグナムの所有者となった。
余談
ルパンマグナムの所有者となった魁利は、試練の際大切な人=兄・勝利の幻覚を撃つ際に「やっぱ俺、快盗向いてるわ」と呟いている。
元々自己嫌悪を抱える魁利にとって兄はその象徴とも言える物であり、兄と似た眩しさを持つ男と何度も向き合った事でその面が大きくなってきて、それを快盗の道を極めると言う露悪で打ち消している事を覗わせる台詞である。
同時にこの一件についてノエルは「取り戻したい大事なものが、時に自分にブレーキをかける」と述べており、かつてつかさがルパンレッドを評した「ブレーキが壊れている」と言う事を改めて強調した展開となっている。
トリガーマシンを警察側より譲られて以降、ルパンマグナム含め新たな装備(VSビークル)が次々とルパンレンジャーへ偏ってもたらされる流れになる様だが、見方によっては『他人の物を奪う事しか出来ない＝自分自身には価値が無い』と言う魁利の快盗と自分に対する認識を表現している様にも見える。
