矢張政志
やはりまさし
概要
「事件の影にヤッパリ矢張」と言われるほどの巻き込まれ体質を持つトラブルメーカー。事件が起きた時に彼がいた場合、必ずと言っていいほど何かしらの形で関わっている。
成歩堂龍一や御剣怜侍とは小学校時代のクラスメイト(アニメ版では少なくとも中学まで成歩堂と同じ)で仲も良く、彼らの幼少期をよく知っている。
ただし、この矢張が法廷に出てくると必ずと言っていいほど法廷が大混乱になり、関わり合いになるとロクなことにならないため、二人(特に御剣)はあまり自分から矢張に関わろうとしない。それでも二人は矢張の憎めない人柄と運の悪さと巻き込まれ体質を良く理解しており、彼に何かしらの容疑がかけられた時には何だかんだ言いつつも助けている。
また、本人曰く「中学は出てる」とのことで、もしその発言が本当なら中卒or高校中退の可能性が高い。
かなりいい加減な性格で女好き。
ことあるごとに女と付き合っては愛想をつかされてフラれており、その度に「もう女なんて信じねえぞ!」と口にしているが、すぐ新しい女性に目をつけるため、まるで懲りる様子がない。
美人とあらば誰彼かまわず馴れ馴れしく名前+ちゃん付けで呼びながら言い寄るため、狩魔冥などには度々制裁を喰らっているが、反省には乏しい。
「同じ名前の彼女はつくらない」という自分ルールを持っており、このお陰(?)で綾里春美は彼女候補から外れている(『3』第2話。ただし、この時春美が9歳であるという点については全く判断材料にしていなかった)。
本気で惚れた女には一途に尽くす誠実さも持ち合わせてはいるのだが、大体そこまで熱が入る前にいい加減な性格に愛想を尽かされてしまうので、発揮された試しは少ないらしい。
思考が単純でウソをつくのが苦手なため、痛いところを突かれると逆ギレして誤魔化そうとする。
『3』第2話では自分のいい加減で女好きな性格によって殺人事件を防げなかったことを悔み、
性格改善のため第5話にて絵本作家の天流斎エリスに師事し、「天流斎マシス」と名乗るようになる。師匠の選択は間違っていなかったがいかんせん接した期間が短すぎた。
(しかし、エリスと訪れた先で早速葉桜院あやめに目をつけている)
意外と手先が器用で画力も高く、彼の作品や描いた絵が良い意味でも悪い意味でも重要な証拠品となることも多い。
『逆転検事』シリーズでも、自称絵本作家としていつも通り美女を口説いているばかりか、トンでもない役柄でも現れて御剣に精神的ダメージを与えている。
『4』、『5』には登場しなかったが、最新作の『逆転裁判6』の特別編「時を越える逆転」で久しぶりに登場する。絵本作家・天流斎マシスとしてデビューしたものの、デビュー作の「メイちゃんのムチムチ大冒険」以降はヒット作に恵まれない一発屋で、絵描きとして小さな仕事をこなしながら細々と生計を立てている模様。ウェルカムボードの制作ではネットでも評判とのことで、大富豪・八久留間家の結婚式でも注文された程だからその腕前は侮れない。
ちなみにゲーム版の『逆転裁判2』には登場しないが、アニメ版の『さらば、逆転』では原作の大沢木ナツミに代わり同じ役割で登場している。このため、春美ともゲームよりも早い段階で対面していたり、13話のアニメオリジナルエピソードにも登場したりと結果としてゲーム版に比べ出番が増加した。
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ネタバレ注意
「1」の4話で語られた、三人が仲良くなるきっかけとなった給食費盗難事件の真犯人。
当日は学校を休んでいたそうだが、暇でこっそり学校に来た際にたまたま目に入った御剣の給食費をちょろまかしたのが真相。
4話の終盤で御剣に勝訴祝としてちょろまかした給食費と同じ額を渡したことから真相が発覚した。
なお、御剣は矢張が犯人と感づいてたようだが証拠がなかったため追求していなかった。
アニメ版では原作通りだといろいろとマズイのだろうか、たまたま御剣が落とした給食費を交番に届け、その後落とし物の持ち主が現れなかったということで拾ったお金は合法的に矢張のものとなり、成歩堂と御剣の3人で遊ぶために使ったという形に変更された。
逆転、そしてサヨナラの終盤で給食費がなくなった事件の真相を知り、御剣に同額を返そうとしたことで発覚した。(原作と違い、御剣は矢張が真犯人と知らなかった模様)