ガチブロ
がちぶろ
概要
「ドラゴンボール」の劇場版アニメ(『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』『危険なふたり!超戦士はねむれない』『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』『ブロリー(BROLY)』の4作品)に登場しているキャラクターブロリーについて真面目に語る内容が含まれる作品につけられるタグ。
※ネタバレ注意
ブロリーの戦闘能力が生まれつき高すぎたがためベジータ王は地位を脅かされる事を恐れ、彼ら親子は殺されかけるなどと悲しみのサイヤ人としての部分をファンが強調する作品。いわゆる哀しき悪役といった部類の登場人物としても扱える。場合によってはかなり感情的になる作品が多く、初見の人によっては重い内容になる恐れがある。
MADでのガチブロ
悲しいBGMをバックに彼を回想風に描く作品は少なくない。またアイダホ氏のMADではベジータがブロリーと友達になり悲劇回避をさせる、などと「ブロリー救済ルート」を主なテーマにした作品なども数々と見られる。元はと言えばガチブロはMADから始まったものである。
公式ガチブロ作品
2018年公開の映画『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』では実に23年ぶりにブロリーが主役に大抜擢され、過去3作とは別世界の新たなブロリーが原作者である鳥山明の脚本によって描かれた。
旧作では圧倒的な戦闘力と残忍さを持ち合わせたまさに「悪魔」と呼ぶにふさわしい危険人物であったが、こちらでは生まれ持った戦闘力の高さ故にベジータ王から追放されたという前提は共通しつつも…
・根は大人しく善人なのだが、時折湧き上がる破壊衝動を抑えられず暴走してしまい、自身も辟易している。
・唯一の肉親である父親を心から親愛しているが、当人からはほぼ復讐と出世の道具としか見做されていない上、息子は自分を憎んでいるだろうと真逆の思い込みをされている。
・その父親を殺された悲しみと怒りで超サイヤ人に覚醒する。
・生まれて初めて出会った父親以外の人物たちとの交流を通じて、旧作では描かれなかった人間味溢れるエピソードが描写される。
・子供時代にトレーニング相手にしていた巨大原生生物の「バァ」と友達になるも、それを良く思わなかった父親によって仲を引き裂かれる。しかしブロリーはバァのことが忘れられず、彼が残した毛皮を今でも常に身に着けている。
等々、これでもかというほどガチブロ要素が盛り込まれた。
特に本作のブロリーは悟空やベジータに対して個人的な復讐心や執着を一切持っておらず、戦う理由はすべて父親のためとなっており、超サイヤ人への覚醒も含めてMADなどで人気が高い孝行息子なブロリーを体現した形となっている。
また悟空とも激闘を経た後には生活物資の提供を受けたり、再戦の約束に対して微笑を浮かべながら応じるなど未来への希望を感じさせる結末となっており、まさに公式がブロリストそのものな作品に仕上がっている。