ヴィクトリア・パワード

ゔぃくとりあぱわーど

『武装錬金』の登場人物。ヴィクターとアレキサンドリアの娘。

概要

元は普通の人間だったが、ヴィクター化（人間でもホムンクルスでもない第3の存在の仮称）した父により母は殺され、その事実を隠蔽しようとした錬金戦団の手で人間型ホムンクルスに改造され、走狗とされる。

外見は可愛らしいものの、リアリストでかなりの毒舌家。元は無邪気な性格だったが、悲惨な体験を経て捻くれてしまった。

摂食衝動を抑えるため、普段はクローンアレキサンドリアの生態部品を料理して食っている。

父が錬金戦団により人間に戻されると久しく流したことのなかった涙を走らせ、父が自らの意思でホムンクルスになると、彼に付き従い残存ホムンクルスたちを連れて月に移住した。

作者曰くヴィクターも永遠の思春期である彼女には逆らえないらしい。

その後文庫版で書き下ろされた『武装錬金アフターアフター』で、ヴィクターから「人間に戻る手術」のことを聞かされ、日本への留学を打診されている。

防空壕（シェルター）の武装錬金。シリアルナンバーは51。

壁や地面に亜空間を造り、その中で暮らせるという防御特化型武装錬金。1か月程度なら自給自足も可能で、内部から入り口を隠せば本人が入り口を開けるか死ぬまで隠蔽できる。

『ドラえもん』に出てくる「壁紙格納庫」に効果が似ており、同作に登場する「ノビール管」シリーズ同様に外部から地中を走る水道・下水・ガス・電気・電話などのライフラインを繋げることもできる。引きこもりにはもってこいの能力である。