概要
ノーマルモード
全高:40m(PV版):26.5m(THE_ANIMATION)
重量:100t
アドバンスドモード
全高:41m(PV版):27.5m(THE_ANIMATION)
重量:140t
12話終盤で登場した新幹線超進化研究所東海(名古屋)支部が所有するN700系型新幹線変形ロボ シンカリオンの一体。『地の底より這い上がりし種族キトラルザス』との戦闘激化に伴い通常の技が通用しない巨大怪物体に対抗する目的も含めて此までの運用と戦闘データから接近戦闘の脆弱さと出力不足が露見した事により、最新鋭車両を基に開発が進行されていた。
今までのシンカリオンと同様に二つの先頭車両が連結して上半身と下半身の変形が可能で、E5と同等の規格サイズ。運転士であるリュウジが空手に精通している為に接近格闘戦を主軸に徒手空拳で戦い、両腕から伸びる刃エアロダブルスマッシュで目標を撃退する。
必要に応じてモードチェンジカードをシンカギアに挿入する事により頭部飾りと肩を変形、中間車両を右腕手甲のドラゴンナックル、盾のクルマドメシールド、膝、脹ら脛、背部ブースター、足部に分割、装備させるアドバンスドモードに切り替え、攻防一体となって中距離戦闘が行える。非常に強力だが、高機動型の怪物体相手では並みの運転士では速度に付いて来られず命中精度も低く、逆に重量級の武器に振り回されてしまうが、直接対決用の固有結界を敷くデュエルモードでは外部からの介入を防ぎ戦闘する。
26話でブラックシンカリオンとの再戦に於いては500こだまを研究所へ到着させる為にH5と800と迎え撃ちカイサツソードとパンタグラフアローを組み合わせてバーサーカーモードに対抗させるが、性能差を覆す所か自身と同じダークドラゴンナックルを足で繰り出され、500こだまとE5が到着後に機能停止する。
その後リュウジがドクターイエローへと乗り換えた為に放置状態が続き、東海支部での案件に上がっていていたが、52話での4rsEDで弟のタツミがジャケットと脚部ブーツが異なるパイロットスーツ姿で現れた為に機体を引き継ぐ。戦闘スタイルはアドバンスドモードを使わず超進化電動貨物から運ばれた二本のツインロッド『マクラギヌンチャク』を併用した打撃戦を行う。
カラーリングは主役機に多く使われる白と青を使用しており、モチーフの新幹線を採用した前例があるせいか、初見の人が見ると主人公が乗る機体と間違われやすく、アニメ版の登場とその経緯でピンチに現れた新主人公を匂わせる。
玩具版
旧型(2017年8月)が販売されており。DXS版も2018年4月12日に発売。
ナンバリングは旧が『12』DXSは『DXS05』。
基本的な構造は他のシンカリオン玩具と大きく変わらないが、N700Aの売りはノーマルモードとアドバンスドモードの二段変形。初期原案では通常時は3本のスパイクが着いたナックルガードをメイン武器とし、強化形態で上下に合わさり盾として機能する。
余剰パーツがアドバンスドモードになった場合部品を無くさず遊ぶことができる。更にアドバンスドモードのドラゴンナックルは俗に言うロケットパンチになっている。…が、調子に乗って飛ばし過ぎると拳パーツ紛失のおそれがあるので遊ぶ際には注意が必要。そこさえ気を付ければ初めてシンカリオンを手にする初心者にはピッタリといえる。
旧盤ではアドバンスドモードのヘッドギア部分は専用だったが、DXSではリンク合体のヘッドギアパーツ基準になっておりDXシンカリオンならばリンク合体&アドバンスドモードが可能になった。
付属のShincaは通常版とアドバンスドモードの2枚付きでシンカギア連動時のBGMが違う。
旧玩具は徐々に店頭から無くなって行っており価格が高騰している。DXSも直ぐに無くなる店舗が出ており、こちらも価格がじわじわと上がっている。再入荷はあっても売り切れの可能性もあり、ネットや店頭を入念にチェックした方がいい。
余談ではあるがDXSで公式や箱、説明書に使われている写真で腕のシールを左右と上下逆に貼ってしまっているというミスがある。※PVやアニメと見比べると模様が違っており玩具側のミスだと思われる。