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大麻の編集履歴

2019-04-21 14:03:02 バージョン

大麻

たいままたはおおあさまたはおおぬさ

読みによって意味が異なる。「たいま」はアサ科の植物、あるいはその植物から作成したいわゆる麻薬。「おおあさ」は北海道の地名や人名、「おおぬさ」で神道の道具。

曖昧さ回避


麻薬としての「大麻」

麻の花冠や葉などを加工して作る、古典的な麻薬の一種。有効成分はカンナビノイド類。いわゆる「マリファナ」である。

多幸感や酩酊に近い状態、反射神経の遅れをもたらす。

嗜好品としての歴史は古いが、明治時代以前の日本では嗜好目的に使用する習慣は無かった。


モルヒネなどと同様に、日本においても古くから薬草として鎮痛などの目的で使用され、第二次世界大戦前には日本薬局方に印度大麻草の名前で記載されていた。



現在、日本を含むほとんどの国では違法薬物とされるが、近年、一部の国や地方で合法とされている。

カナダなどでは娯楽目的としての利用が解禁されているが、「他の薬物の問題が深刻すぎるので大麻だけでも国家が管理する」という目的もあり未成年の利用は禁止されている場合もある。

また、一部解禁されている国でもアルコールと同様、キメた状態での乗り物の運転は交通事故の原因となり、ご法度である。


日本では大麻取締法による規制対象で、しめ縄など薬物の生産目的以外で麻を栽培する際には都道府県知事の許可が必要である。

また、日本人が解禁されている国に行ってキメてきても、帰国後に国外犯規定により逮捕される可能性がある。

「医療用大麻としての薬効」を旗印に日本国内での解禁を求める運動も根強いが、大麻よりリスクが低く扱いやすい鎮痛剤も多く開発されており、精神疾患や心臓疾患のリスクを考えると解禁すべきではないという意見もある。解禁論者に対し「どうせ遊びでキメたいだけなんだろ」という冷ややかな視線が寄せられているのも日本国内で解禁論が盛り上がらない要因と思われる。



大麻文化と密接な音楽ジャンルもあり(レゲエには「ガンジャチューン」と呼ばれる大麻を歌った曲も多い)、ミュージシャンやその周辺が大麻の栽培、使用で逮捕された例も多い。


呼称

加工状態によって大きく3種類に分けられる。


乾燥大麻

花冠や葉を乾燥させたもので、大麻が俗に「ハッパ」(葉っぱ)と呼ばれる所以。

インドでは葉・茎が原料のものを「バング」、花穂が原料のものを「ガンジャ」と呼ぶ。


大麻樹脂

樹液を圧縮固化させたもの。中近東では「ハシシ」と呼ばれ、これはアサシンの語源である。またその形状からチョコという俗称もある。

インドでは「チャラス」。


液体大麻

上記のいずれかを何らかの溶剤で溶かしたもの。アルコールで抽出した「大麻チンキ」など。


余談というか注意

合法の国で生産された、大麻成分を含む食品を食べてしまう事故の報道も2019年にあったので、誤って摂取することの無いよう注意が必要である。


関連タグ

薬物 麻薬 脱法ハーブ ガンギマリ

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