清洲リュウジ
きよすりゅうじ
概要
13話より登場。愛知県名古屋市出身。2月8日生まれ水瓶座の14歳(オレンジページ発注の日本を学ぼう!鉄道と旅カレンダー2019より。が、翌日に第二回トークショーを控えているのに監督は初耳だった事をTwitterで述べた)家族構成は母・カエデ、18話の回想では弟のタツミと幼い妹ミユが居るのが判明、父親のチクマはホクトの友人で、ツラヌキの父と同じく既に他界しており、故人である。
全国版シンカリオン・シムでハヤト達に続いて高得点を叩き出した適合候補者。現時点に於いて唯一の中学生で、10代前後の小学生揃いが多いシンカリオン運転士で初めての思春期世代の適合者である。彼の出現はシンカリオン適合者探しにも新たな福音と契機となる。
長らく、京都に長期出張していたホクトが直接赴き指導された理由は不明瞭であったが、カエデの入院を手配後にチクマが携わったシンカリオンの存在を知り、適合出来るか否かを募る思いでホクトへ願い出た事がタツミ達の口からハヤトに伝えられている。
普段着は農緑のシャツにスラックス、上着は水色のカーディガン。他のメンバー同様に『着たきりスズメ』であるが一応空手着等(月刊アニメディアの描き下ろしイラストでは白長ランや浴衣に水着、トナカイの衣装、アニメージュでは海賊のコスプレに陣羽織姿、52話では紋付袴、超進化研究所指令長服)は持っている。アキタ以上のクールタイプな面構えで命令優先の現実主義者(完璧過ぎる故に多少の残念な面を加える為にあの服装になった)。巨大ゲンブに拉致される寸前のハヤトを救い邂逅するが、「助けたつもりは無い」と言い放ち「大勢で戦った方が返って危険だ」、「何れお前たちはシンカリオンに乗る事は無くなる」と現実的な発言で小学生運転士らの反感を買ってしまう。その言動は、感情を出さないシノブすら不快感を示すほどだった。
その陰で入院中の母カエデを心配する一面もあり、その時だけは、優しい表情を見せる。父の他界後に一時期失語症を患うが、空手を習いはじめ、またたく間に優勝を経験し黒帯有段者となるも、母の入院によりその夢を断念した過去がある。大会で優勝したタツミに「出場していれば、(中学生の部)で優勝間違いなしだったのに」と言わせる程。現在でも、その腕は鈍っておらず、高い技量と専用機であるN700Aのぞみの高ハイスペックぶりにより、大抵の敵には苦戦らしい苦戦を一切することなく勝利してしまう。強さを求める者には同じ土俵で対等に渡り合おうとするのが自分の流儀らしい。「それが俺の流儀だ」や戦闘前の「抜かるなよ」が口癖。また、幼い頃はハヤトに近い鉄道好きの少年で、機嫌が良い時や嬉しい時はジャンボエビフライは3本に増やし、親の口癖を言った側から弟の好物をくすねるなどチャッカリした面もある。
※タツミがハヤトやシャショットとの会話中にやらかした瞬間(劇中画面外での裏側?)
冷徹に振る舞うのは、幼少の頃に母から言われた「一番年上がみんなを守らなければならない」という教えを曲解してしまっていたからである。
初の合同演習後に偶発的に事情を知ったハヤトはブラックシンカリオン戦では彼無しで戦う事の趣旨をアキタ達に知らせるが、実力が上のセイリュウには歯が立たない状況に陥り、リンドウの知らせを受けて参戦、デュエルモードで直接対決を挑むもあしらわれ、尚も一人で挑もうとするが、「互いに信じ会わなければ信頼は成立しない」旨を聞かされ母から先刻聞いた言葉と重ね全員の長所と欠点を伝えた上で連携を見せ始め、ブラックシンカリオンの2度目の襲来時は地下実験場へ誘い出す提案策や、H5のカイサツソードと800のパンタグラフアローを組み合わせる即席戦術で対抗したが左腕を負傷、全治1ヶ月程度だが暫くの間戦線離脱してしまうものの、32話で復帰の見込みがあるとハヤトが東海支部出張帰投後、ツラヌキ達に名古屋土産と共に伝えている。36話では700シリーズの運転士達との交流を深める為に殆どが門司支部に集結していたが、自身は地方が手薄にならない様に東海支部に留まり、同時に新型シンカリオン建造の為に参加出来なかった。
京都市内の何処かにあるらしい新幹線超進化研究所西日本指令室ではなく、名古屋港付近某所に存在するとされる東海(名古屋)支部に所属、N700系型シンカリオン・N700Aのぞみに乗車する。
関連タグ
清州リュウジ…誤記標示。
戦線復帰した後に今迄の経緯で培われた戦闘と戦術眼を見込まれ、新たなシンカリオン ドクターイエローに乗車する事が判明。26話でハヤトに言った「俺がドクターイエローだ」の台詞がそのまま結実する形となり、38話では富士付近に出現した巨大ビャッコと対峙。両者決着の着かず本拠に誘う形で撤退され、そのまま東日本指令室へ直行し再会。支部主催の運動会の最中、戦いの意味を知りたい境地に達したハヤトに空手を教える事となる。当初はタツミに任せていたが、夜間のリニア館で語らい、礼を尽くす言葉から、効果的な方法を仕込み、指定された桜島での『言葉の無い対話』へ同行。
46話では西日本指令室、九州支部とのシムによる合同訓練を施していたが、親睦を深める為の焼肉パーティーでは焼肉奉行をしていた事が発覚し各々自由に行動する彼らに向かって声を荒らげる表情を見せた。
※タツミ達が普段大人しくしている理由はこうなのだろうか…
教える側に回り大宮組以上に個性が強く向いていないと思っていたが、ホクトからフタバの弟子入りを勧められ大宮へと向い、オペレーターとして数字を教えず個人の思いを含めて接している事を知り、京都へ戻りレイ達に「今の好きは?」の問いに自身の好きに「シンカリオン」が付いた答えが解され、直後に新たなクレアツルスの出現後、適合率が97.1%の自己最高点を叩き出しクロス合体を初成功させた。50話での巨大トラメ戦ではミクと遅れて参戦。セイリュウの決意も移動中に聞き付けておりこれを援護し、戦闘終了後はクリスマスパーティにも参加した。運転士同士の新年会にはカエデの都合上出られなかったが生きしめんを速杉家に送っている。
残されたN700Aの運転士は一体誰になるのか予測が立てられたが、大方の予想通りタツミに引き継がれる事が4th.EDで明らかになったが、54話ではタツミが黙ってシムをプレイしたのが原因で口をも閉ざす大喧嘩に発展してしまう。それを知ったハヤトは空手で言葉の無い対話を試みるも、すれ違いに終わるが、新幹線あるあるの例え話と東総指令長の権限で仕方が無く承知する。戦闘後、妹から兄に向かってタツミの本音を伝えられ言い負かされた様である。
カイレン一派が一掃された事によって運転士の1部が帰郷するも、自身は中学三年に進級して、将来を見据え超進化研究所の指導長になる考えを持つ様になるが…漠然的な思考が見当たらず、ハヤトの生徒としてタツミと鉄博へと訪れる。が、彼だ出したテストは素人も解けない難問レベルで、フタバを介したクイズでも、セイリュウにも劣っていた。それでもブラックシンカリオンナンバーズとの戦闘では歴史上の戦いで行われた戦術を応用した陣形で撃破している。
一方で、服装は黒のインナーに青緑系のポロシャツ…と以前よりも更に残念なモノを晒してしまう。
余談
流石に大宮支部の面々に比べると出番は少ないほうだが、父親が開発したロボットに搭乗する、白と青の機体に乗っている、仲間のピンチに颯爽とと駆けつける、実力は文句なしに最強クラス、機体の乗り換えイベントがある、等、本来主人公に与えられるべき役割を大量に担っており、また、京都博物館にて発売されたコラボメニューの外装ではハヤトを差し置いてセンターを飾っているのでは一部では「ハヤトより主人公っぽい」と評されることがしばしばある。
しかし、それもネタ半分であり、「ハヤトを貶めているみたいで嫌」という声もある為、発言には注意が必要である。
放送時間が後半になってから登場する事が多く、「7時20分の男」という通称もある。