概要
小学館の青年漫画雑誌『ビッグコミック』にて、2014年24号から連載されているミリタリー漫画であり、ジャーナリストの恵谷治氏が監修を行い、漫画『ジパング』などで有名なかわぐちかいじ氏が作画を担当している。
尖閣諸島を巡る日本の海上自衛隊と中国海軍との衝突を発端に、日本の危機を察した日本政府の要請により、最新鋭戦闘機を搭載した事実上空母である艦艇『いぶき』を就役させ、新たに編成された新艦隊が、中国軍から尖閣諸島と日本を守る戦いに挑んでいく様子が描かれている。
登場兵器
自衛隊
第5護衛隊群
架空艦DDV-192 いぶき
ペガソス計画によって生み出された、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦。分類上は軽空母となる。新設された第5護衛隊群の旗艦である。艦名は第二次世界大戦中、マル急計画により設計変更されたものの、未完成のまま終戦を迎えた幻の空母伊吹にちなむ。建造中はコードネームの「ペガソス」の名で呼ばれていた。設計はヘリコプター搭載護衛艦いずもを改良したものである。大きな特徴としては、日本初のスキージャンプ式の飛行甲板の採用がある。艦載機はF-35JBが15機のみ配備されているが、これは専守防衛を鑑みて、航続距離の長い対地攻撃型ではなく、あくまで対潜水艦用であると説明するためである。対空兵器はベース艦であるいずも同様、他の護衛艦と比較して少なく、SeaRAM2基とファランクス20ミリCIWSだけであり、艦隊の防衛は随伴する護衛艦に任されている。また自衛隊初となる洋上での協同運用がなされており、航空管制を航空自衛隊、操艦を海上自衛隊が担当する。
架空機F-35JBステルス垂直離着陸機
いぶきに15機のみ配備された新型機で、各5機編成の3小隊から成る。空対空ミサイルはAIM-120 アムラームを搭載する。機体価格は1機あたり150億円。取り扱いを巡っては、「汎用・多目的機であり、「いぶき」に配備されているのは対潜のためである」とする政府・与党と、「対潜用というなら対潜ヘリでよく、対地攻撃能力を持つ当機種を搭載するのは専守防衛に反する」と主張する野党が対立する原因ともなっている。
架空機F-35JAステルス攻撃機(文面のみ)
F-35Aの航空自衛隊仕様で那覇基地に配備されておる。
現実世界では2020年ごろに運用開始予定の模様。
DDG-177 あたご
DDG-176 ちょうかい
DD-153 ゆうぎり
DD-156 せとぎり
SS-504 けんりゅう
AOE-426 おうみ
その他
DD-116 てるづき
SS-599 せとしお
LST-4002 しもきた
LST-4003 くにさき
中国
架空艦中国人民解放軍「広東(カントン)」
未完成の艦体を購入して再利用した「遼寧」とは違い、初の中国産正規空母である。艦名は広東省にちなむ。また、同型艦として2番艦「天津(ティエンジン)」も就役していた。艦載機は殲20を60機運用しており、劇中の艦全体の様相では艦外見デザインは「ウリヤノフスク級空母」に準じた外見になっており、離陸方式は「遼寧」と同様、スキージャンプ方式で発艦させる方法を採っている。「遼寧」とは段違いの性能と装備を持ち[9]、北海艦隊空母部隊の中核をなす。
架空機殲20艦上戦闘機
空母広東で運用されている艦載型が登場する。
現実世界での運用は2018年開始予定。
遼寧
長白山(チャンペイサン)
「遠征102・103」(元級潜水艦)
「哈爾浜(ハルビン)」(052A型駆逐艦)・「洛陽(ルオヤン)」(053H3型フリゲート)
殲15艦上戦闘機
Il-76輸送機
03式空挺歩兵戦闘車
武直10(WZ-10)攻撃ヘリコプター
03式空挺歩兵戦闘車
红旗7地対空ミサイル自走型
飛龍2(フェイロンFL2)地対艦ミサイル牽引型
まさかの実写映画化
しかし公開寸前で総理大臣役の佐藤浩市が「ストレスが溜まると胃が痛くなる演技をした」との発言は安部首相をでは?となり一部の方から批判を浴びた。
登場人物
関連タグ
カエルの楽園…百田尚樹氏の萬話小説であり、本作で起こっている出来事を風刺している面がある。