時は元号が移り変わる2019年、横浜市金沢区に位置する人工島「八景島」。
同島と島内のレジャー施設「横浜・八景島シーパラダイス」を、かの水上爆撃機を鎮座させる奇祭が大々的にジャックした姿。
正式名称「艦これ鎮守府第三次瑞雲祭りin 横浜・八景島シーパラダイス特設泊地『瑞雲パラダイス』」
開催期間は「前段作戦」の4/20~5/11と、「後段作戦」の5/12~6/2まで。
今回のアップデート
前述の通り、第1回である富士急ハイランドの「瑞雲ハイランド」、第2回よみうりランドの「よみずいランド」に続く3回目となった瑞雲祭り。
今回はレジャー施設である横浜・八景島シーパラダイスだけでなく、同施設の所属する「八景島そのもの」をコラボ施設として借り切った。運営アナウンス曰く「瑞雲祭り史上最大規模」の泊地化である。
参加に必要なもの
八景島自体は入園料無料の人工島であり、コラボフードや1/1瑞雲の見学に関しては基本的に料金が掛からない。実は入場無料で1/1瑞雲が見れる初めてのイベントである。
しかし、コラボアトラクションやスタンプラリーへの参加、スペシャルステージと公式物販の入場には専用の「提督パス」が必要となる。
具体的には、
甲種パス:
・プレジャーランドパス(コラボアトラクションに使用できる1日フリーパス)
・アクアリゾーツパス(水族館入場券)
乙種パス:
・アクアリゾーツパス
・F作業(うみファーム内、食育プログラム「魚釣り」のアジ2匹分)券。
釣った魚は指定のレストランにて調理可。
丙種パス:
・プレジャーランドパス
全パス共通特典:
ズイパラ公式特典(アクリルスタンド1個、ピンス1個)、ズイパラ限定仕様島内マップ
のいずれかを購入が必須となる。
※甲種パスのみF作業は別料金で追加可能。丙種パスはアクアリゾーツパスがないため、F作業を追加することは不可。
コラボアトラクションの拡充
好評を得た踏破特典込みのアトラクションは常設8種となり、
・提督基礎体力作りコース
(青空クライミング ロックンロック、巨大立体迷路 デッ海)
・提督瑞雲搭乗員コース
(レッドバロン、サーフコースター リヴァイアサン)
・提督緊急脱出コース
(ブルーフォール、アクアライドⅡ)
・提督ズイパラ和みコース
(ピーターパン、ドランケン・バレル)
の各アトラクション1つ参加でシール1枚、1コース完乗で缶バッジ1つが獲得できる。
※基礎体力作りコースの2種のみ、プレジャーランドパスでも追加料金が発生するためスタッフの説明を聞くこと。
前述の「提督パス」を提示、各コースのスタンプ台紙を受領することで参加可能となる。スタンプ台紙には有効期限がないため、コラボ期間内であれば後日参加でもノベルティの獲得が可能である。
ズイパラキテマス…
2019年春にシーパラダイスにて完成した、マジシャン・Mr.マリック監修の「シーパラ来てます音頭」。
ズイパラ開催初日夜に、この音頭まで瑞雲に染まることとなってしまった。
染まった結果、生まれたのが「ズイパラ来てます音頭(略称・ズイパラ音頭)」
タニベユミ(動画制作)、野水伊織(振付)、宮川若菜(サポート)と各々の艦娘(+当然の様にいる浮輪さんや梯形陣や輪形陣を組む駆逐イ級、謎の烈風のシルエット、さらにMr.マリックとシーパラシー太、そしてボクカワウソとキリン改二)が画面のそこらじゅうを飛び交う光景に、提督諸兄はより混乱の渦中に放り込まれることとなり、瞬く間に洗脳ソングと成り果てたのであった…。
近隣路線も・・・
鉄道での来場でお世話になる横浜シーサイドライン。こちらも瑞雲ハイランド以来となる鉄道コラボとして、磯波が駅員姿となって金沢八景駅、新杉田駅を始めとした各駅にポスターやスタンドが展示されている。
また、5/11からは横浜シーサイドライン側からの提案により、
・八景島駅の場内アナウンスが艦これ声優に変更:
・同金沢シーサイドライン横浜新都市交通2000形電車の車内放送が艦これ声優に変更:
34編成・村雨mode、35編成・翔鶴mode
にそれぞれ変更となっている。
このうち、車内放送を実装した編成は日によって運用外となるケースがあるため、同社公式サイトにて運行予定表がアナウンスされることとなった。
艦首風上!烈風隊、発艦始め!
5/12から始まった後段作戦から名を改め、
『「艦これ」春の”烈風”祭り in 横浜・八景島シーパラダイス特設泊地』
通称『レッパラ』として第二部の開始となった。
レッパラでの追加要素
アトラクションやスタンプラリーの変更はなかったものの、コラボフードを取り扱うレストランが追加。アクアミュージアム内では「イ(ワシ)級のミュージアムショー」が始まった。
しかし一番の見所は「試作機が完成せず、設計図が現存しない」と近年まで言われていた幻の艦上戦闘機「烈風改」の1/1模型が展示されることである。
展示エリアへの導線でふれあいラグーンを通過する関係上、丙種パスではアクアリゾーツパスを追加購入する必要があり、更に至近距離まで近付くには専用チケット(誰が呼んだか「烈風券」1300円)も購入しなければならない。
当初はステージイベント開催日のみの公開(5/12と5/19の2日)だったのだが、公開初日に販売開始から3時間足らずで予定数が完売してしまい、急遽「ステージイベント非開催の土日」にも公開する運びとなった。
その他・・・
最早瑞雲祭り恒例となった『サバト』こと、イベントステージ開催日の「艦娘音頭大会」。
なんと20時から「『夜戦』艦娘音頭大会」まで開催してしまった。
1/1瑞雲を前に集う緑とイルミネーションの融合は一周回って幻想的ですらある・・・。
なお、4/20の初日にはゲリラ的に「艦娘音頭の合唱」が発生したが、目の前のアクアミュージアムで飼育されているイルカがこの合唱に依ってストレスを受けることがシーパラダイス側から伝えられているため、指定イベント外での合唱はご法度となっていることに注意したい。
余談
今回は護衛艦「ひゅうが」より電報が届くことはなかった。
しかし、レッパラ初日である五月十二日、横須賀を出航した米海軍第七艦隊の原子力空母「ロナルドレーガン」が八景島沖合を航行すると言ったサプライズがあった。
ただし、これは米海軍による意図的な物ではなく、偶然の結果である。
最後に
果たしてこのゲーム、どこまで行くのだろうか・・・