クラス:聖女
CV:田村奈央(Echoes)
概要
外伝
リゲル城に仕えるシスター。漂流してきた記憶喪失の青年ジークを介抱し、彼と恋仲になった。容姿・性格・年齢は大人っぽい雰囲気と丁寧で聡明な印象の言葉遣いと性格の「大人の女性」である。
ジークを牽制するためにリゲル帝国の将軍・ジェロームと結託したドーマ教団の妖術師ヌイババに捕らわれて監禁されてしまうが、アルム軍によって解放される。その後、ジークと共にアルム軍に参加することになる。
ちなみに顔グラフィックは前作の重要人物と似た構図の横顔(前作と本作を合わせても顔グラが横顔の女性はこの2人のみ)だが、使い回しではない。
とはいえ、ジークの性質上ニーナに似ていることの意味は大きかった。
ジークを心から愛しており、記憶が戻ることへの不安を口にしている。
彼の生死によって後日談が変化し、生存するとジークの記憶が戻ることを恐れながらも彼と幸せに暮らすことになる。死亡するとショックで髪をおろしてしまう。
ユニット性能
ユニットとしての性能は、まず初期で「リブロー」を使える点が大きい。
そして何より、全軍で彼女だけが覚える「リザーブ」は味方全員を回復できるため、FE史上最強と言って差し支えない回復能力を持ち、以後の攻略で不可欠。
逆に、自軍の魔法系で唯一「リカバー」が使用できないので小回りが利かない点には注意。
一部の敵が使う強烈な全体攻撃魔法への対処はこの「リザーブ」なくしては難しい。加入したら「おそれざんのほこら」のマミーを倒し、LV4を目指そう。
また、成長がシスター系としては類を見ないタイプで、HPと守備に特化した成長。守備の初期値が3なのが厳しいが、「天使の指輪」を持たせて育成すれば、物理・魔法共に受けられる壁役に育つ……かもしれない。
Echoes
「リゲルの村」にある孤児院の出身。育ててくれたシスターに影響されて同じ道に進み、教会で働いている。
外伝からハッキリとデザインコンセプトの変更が見られるキャラで、設定上の理由で前作の重要人物に似せていた外伝に対して、こんどはその後の設定変更を意識してかそれと逆のタイプのキャラになり、全体的にゆるゆるふわふわした姿になっている。
仲間になる経緯は変わっていないが、「外伝」と違い、包容力溢れた優しい性格だが、少々ドジっ娘な一面もあり、総じて頭のネジが緩いと形容すべき性格になっている。
結果から言えばジークもプレイヤーもその性格に救われる結果となった。
仲間になる際にアルムから、(ジークを助けてほしいと言われても)敵国の将軍となっているジークと戦場で出会えば戦わないわけには・・・という原作でも思った人がいるであろうツッコミがされたが、それに対しては悩むこともなくジークはそんな人じゃないと回答している。
本作には彼女がジークを海岸で救助した時の回想シーンを見る事ができる。
ジークが口にした誰かの名前を「ジークの家族の名前」だと推測し、連絡を取る事も考えたティータだったが、彼が記憶喪失のためにそれが出来ず、2人で焦燥する様子、ジークの心身の傷を癒す決心等が詳細に語られている。
義務やら忠義やらのしがらみでガチガチになっているジークと、そんなことは気にせず優しく答えるティータの対比は外伝のそれとは異なるもので、ジークがこちら側に残った新たな理由付けとなっている。
エンディングは原作同様ジークの生死で変化するが、どちらにも紋章の謎を意識した追加がされている。
ジークが生きている場合は、原作のエピローグの後で、ジークと一時離れることがあっても、最後に帰るのはいつも彼女のもとだった。
という、彼女の心配は最後の最後まで杞憂だったことと、紋章の謎を既プレイならジークはアカネイアに行った後でちゃんと帰ってきたと解る文章が追加される。
ジーク死亡時は、修道院に籠って祈りを捧げ続けていたが、それを見かねた旧友の一人に熱心に口説かれていっしょになった、となっている。他の男と結婚したと語られるゲームキャラとしては異例と言えるエピローグだが、紋章の謎をプレイしていればその意味もわかるだろう。
ユニット性能
今作でもその強さは健在で、魔力/2の範囲の全員を回復する専用白魔法「リザーブ」による回復役として、追加されたクリア後の高難易度マップでもさらなる活躍をしてくれる。
成長率の傾向が魔力重視になったためかなり脆くなったため攻撃にさらされないように注意が必要。ただし、自軍最高の魔防は今作でも健在。
一応、「村人のフォーク」を用いてレベルアップ回数を増やせば、その紙装甲を補強することは可能。立ち回り上、かなり重要なキャラクターなので、「村人のフォーク」の優先度はそれなりに高い。