CV:井澤詩織
概要
バックベアード率いる西洋妖怪軍団の一員にして、大幹部である西洋妖怪三人衆の一人。妖艶な美女姿の女吸血鬼。名前の由来は恐らく女吸血鬼カーミラ。
ウェーブがかった長い黒髪と灰色に近い肌、そしてドラキュラを意識した様な衣装に身を包んでおり、第28話では人間から搾り取ったかのような赤い液体に満たされた風呂(?)に入っているシーンが挿入されている。
性格は冷酷で、策謀を張り巡らせて相手に罠を仕掛ける策略家であり、その容姿であらゆる生物を自身の虜にしてから吸血するというサキュバス的な一面を持つ。なお、血を吸われた者は吸血鬼の伝承通り、彼女の僕に成り下がってしまう。
また、無数の小さい蝙蝠に分裂して移動、攻撃する力を持つ。
ヴォルフガング同様、アデルの魔法の力が込められた宝石を用いる。
日本妖怪を「島国の環境に守られた弱い妖怪」と見下している。
その反面、日本の女の子の事はお人形みたいで可愛いと気に入っており、映画館に罠を仕掛けて大勢の少女を誘い込んで吸血鬼化させて、自身の配下である吸血鬼軍団に加えようとした事もある。
さらにねこ娘と対決した際に、「綺麗な首輪をつけてペットにしてあげる」と言うなど、特殊な嗜好の持ち主でもある。
最終決戦でベアードが敗北した後は他の幹部達とともに姿を消す。
その後はバックベアード復活を画策しているらしくラ・セーヌを始めとした吸血妖怪たちに生き血を集めさせバックベアード復活を画策している。
余談
原作や過去のアニメシリーズにおける西洋妖怪軍団のドラキュラのポジションに当たる妖怪だが、何気に女性の吸血鬼としてはアニメ初(ピーの奥さんは元々南方出身の妖怪だったため除外)。ちなみに原作で初となる女吸血鬼はキーエフ。
本作でもドラキュラの名前は第1話の時点で鬼太郎親子と犬山まなの会話中に出てくるが、直接姿を現しておらず、本作の西洋妖怪軍団の幹部かどうかも未だ不明。
ドラキュラとフランケンシュタインに女性声優がキャスティングされ、おじさんのイメージが薄いのが今作における西洋妖怪軍団の特徴である。
日本妖怪を見下すスタンスは特に5期から踏襲している要素が濃い。
また、血の風呂に浸かる描写は、彼女の元ネタになったカーミラの基になった伯爵夫人バートリ・エルジェーベトが少女達から拷問して手に入れた血で入浴していたという伝説から来たものだと思われる。