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鬼道衆(ゲゲゲの鬼太郎)の編集履歴

2019-06-23 20:25:57 バージョン

鬼道衆(ゲゲゲの鬼太郎)

きどうしゅう

ここでは、ゲゲゲの鬼太郎に登場する鬼道衆について解説する。

CV:大森章督佐藤佑暉

概要

初登場は原作『鬼道衆』。

千年以上に渡って葛城山に本拠地を構え妖怪狩りの術を磨き続けて来た修験道一派。


総勢6名のエリート集団で、全員が頭領の鬼巫女(3期鬼太郎では八百比丘尼)の加護を受けて不老不死の肉体を得ており、長い年月想像を絶する厳しい修行の成果で、人間とは思えない程の高い身体能力と、妖怪顔負けの様々な道術に精通している。頭領以外は全員典型的な山伏の姿をしている。


なお、今の所は6期を除き、作中では頭領の延命のために活動しているので敵対勢力としての印象が強いが、本質的にはどうだったのかについては不明。


原作では鬼巫女の延命の為に人間として育てられた女王人魚の山田海姫(やまだみき)を付け狙い、偶然居合わせた鬼太郎と対決。


妖力封じの術と透明になる術で鬼太郎を打ちのめして海姫を拉致する事に成功するが、彼女を助け出す為に本拠地へと攻め込んできた鬼太郎たちの活躍により突き崩され壊滅した。


アニメ第3期では100話に登場し、頭領である比丘尼の延命目的の為に半魚人と結婚した女王人魚を狙い暗躍する。


その過程でユメコを拉致して洗脳し、鬼巫女へと仕立て上げると鬼太郎たちの刺客として解き放つが、鬼太郎の決死の説得により洗脳は敗れ、比丘尼の寿命が尽きた事で彼女の術で命を保っていた部下たちも全員落命し壊滅した。


6期では初めて組織のバックボーンが設定されており、それによればかつては権力者や神社の依頼で妖怪退治を行っていた至極真っ当な(?)組織で、1000年前には大逆の四将の捕縛にも携わっていたとされる。


しかし時と共に人々が妖怪の存在を忘れ信じなくなり、近代においては影を潜めていたが、彼らの末裔がひっそりと暮らしていた隠れ里が何者かの襲撃に有り、抗戦虚しく壊滅させられたという。


名前が判明している主なメンバー

鬼巫女

CV:色川京子

原作における鬼道衆の頭領。

強力な女性霊能者で、その名の通り般若の面を被って素顔を隠している。


海姫を助けにやって来た鬼太郎を妖力封じと火術で苦しめるが、最後は人魚になる事を決意した海姫に水術で火を消されてしまった上に、妖力封じの経文を洗い流され鬼太郎の復活を許し、鬼道衆の霊力の源である般若の面をリモコン下駄で割られて力を全て失い敗北。

霊力の源が失われた事で鬼巫女以下、全員もただの人間となった事により、鬼道衆は壊滅したものと思われる。


アニメではその正体は比丘尼に洗脳されて妖怪への敵意を受け付けられたユメコその人で、頭領である八百比丘尼曰く“妖怪殺しの後継者”。


鬼太郎の妖力を絵馬に封じ、仲間たちの尽力で復活した彼と対峙するが、最後は鬼太郎の懸命な説得により洗脳が解けて攻撃をやめると、比丘尼の不意打ちから鬼太郎を庇って面が割れ元へと戻った。


八百比丘尼(やおびくに)

CV:高島雅羅

アニメ3期における鬼道衆の背後で暗躍する彼らの頭領。

伝承では偶然人魚の肉を食べ800年間という人の見に合わぬ長寿を得た事と、世の無常に悩んでいたが、本作では冷酷な性格となっており、人魚の肉による不老不死の効力が800年ごとに切れる為、再度食べて延命する為に女王人魚を狙い暗躍していた。


人間としてはあまりにも長過ぎる寿命を得た事で、死なない存在である妖怪に対にて激しい嫉妬心から強い憎しみを抱くようになり、鬼太郎と親しいユメコに目を付けると、彼女を拉致して洗脳し、鬼巫女へと仕立て上げて刺客として差し向け、女王人魚の「私の命はあげますから、他の妖怪まで虐めないで下さい」という懇願にも全く聞き入れることは無かった。


鬼巫女に仕立て上げたユメコが鬼太郎の決死の説得により正気に戻ると逆上し、自ら表舞台へと赴くと、金剛杵を鬼太郎めがけて投げつけるが、ユメコが鬼太郎を庇って鬼面に受け、最後は割れた面の角が自身の喉に突き刺さるのと同時に寿命が尽き果て、今まで止まっていた800年の歳月が一気に動き始めたかのように急激に老化。

「なまじ寿命が長くなっただけに、死なない命を持つ妖怪が憎かった」と自身の心情を語りながら、その肉体は腐り落ちて白骨化し絶命するという壮絶な最期を迎えた。まるで千年以上の長きに渡って呪術を乱用してきたことの報いを受けるかの如く…。


なお、彼女の死によって彼女の加護を受けていた鬼道衆のメンバー達も白骨化して骨すら残さず消滅した為、事実上鬼道衆は壊滅した模様。


如雲斎(じょうんさい)

原作のみに登場する鬼道衆の幹部。

頭領である鬼巫女に次ぐ霊能者で、海姫が女王人魚だと見抜き、部下たちを引き連れて拉致しようとするが、助けに来た鬼太郎に邪魔され為、彼を迎え撃つには準備不足と判断して一時退却。


その後、妖怪封じを施した部下たちに山田邸を襲撃させ海姫を拉致させるのと同時に、最も厄介な鬼太郎の妖力を絵馬に封じて無力化して篝火にくべて焼き殺そうと目論むが、最後は鬼太郎を護ろうと動き出した霊毛ちゃんちゃんこの力によって絵馬から伸びた髪の毛網の様なものに絡みつかれ、崩れた篝火の下敷きになって逆に自分が焼死するという最期を遂げた。


石動零

6期に登場する鬼道衆の末裔の生き残り。生まれ故郷を滅ぼした仇の妖怪を探しており、妖怪を人間にとって害悪と言い切り、目的のためには手段を択ばない非情な性格をしている。


詳しい解説は該当記事を参照。


サヤ

6期に登場する鬼道衆の末裔の1人。零の大切な人であったが、里を襲撃して来た何者かの手に掛かり短い生涯に幕を下ろす。

なお、描写から彼女の死を切っ掛けに零は妖怪に対して激しい増悪を抱くようになり、非情な性格になったようだ。詳しい解説については零の記事を参照。


関連項目

ゲゲゲの鬼太郎

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