概要
地下鉄、近郊電車、路面電車の車両開発、設計と製造及び、老朽化した地下鉄車両のオーバーホールを専門としている。本社はロシア連邦・モスクワ州のムィティシにある。
歴史
この企業は1897年に設立され、最初はロシア北部鉄道用の鉄道車両が製造されていた。モスクワの路面電車と除雪車は、1903年から、1929年からは電車、1934年からは現在の本業である地下鉄車両の製造を開始している。
第二次世界大戦中、自走砲などの軍事車両の製造をしていた。工場は1941年10月に部分的にウラル地方に疎開。翌年に生産ラインはムィティシ戻っている。1947年に、ダンプの生産が始まった。同社は後に地下鉄車輛、ダンプ、装甲車両の製造に集中した。メトロワゴンマッシュの地下鉄の標準とも言える81-717/714型電車は、は、ソ連国内のみならずその友好国にも輸出されている。
1999年より、同企業はディーゼルカーの製造も開始した。同企業はまた、2006年から2008年の間に137台のPA2型ディーゼルカーを製造した。現在も新型の鉄道車両を製造しており、ソ連時代に製造され老朽化した81-717/714型電車の置き換え用の車両も、増産し続けている。
日本の日立製作所は、2018年にロシア連邦最大の鉄道車両製造会社トランスマッシュホールディングとともに、ロシアで鉄道車両用電気品を製造する合弁会社、TMHトラクションシステムズを設立し、トランスマッシュホールディングの傘下にあるメトロワゴンマッシュと協力してCIS諸国において事業を展開している。
