福田(GuP)
ふくだ
福田(GuP)とは、『ガールズ&パンツァー 劇場版』の登場キャラクター。
概要
CV:大空直美
知波単学園の戦車長の一人。
眼鏡を掛けたおさげ髪が特徴。九五式軽戦車に搭乗している。
丸眼鏡だがこちらは撃破されても割れる事はない。
下級生で幼げな外見をしているが、知波単生徒特有の突撃精神を持っている。
小柄(135cm)で劇中の高校生達の間ではカチューシャに次いで背が小さい。
名前の元ネタは大阪外国語学校から学徒動員され出陣する福田定一少尉。複数の作家の複数の架空戦記に跨って登場するストックキャラクターである。
活躍
- 『劇場版』の冒頭のエキシビションマッチでは、聖グロリアーナ女学院チームに合流しようとするプラウダ高校をカモさんチームとレオポンさんチームと同じ知波単の九七式中戦車とともに足止めを行っていた。
- しかし、聖グロ包囲側の知波単チームが突撃して玉砕し、触発されてこっちの九七式中戦車も突撃してやられてしまい、それを見て続いて突撃しようとしたがカモさんチームに止められてしまう。必死に抗議して突撃しようとするが、無理矢理連れて行かれて後退を余儀なくされる。
- 大洗町役場の防衛線で西絹代が勘違いで突撃してやられたのを見て、再び突撃しようとしたのを今度はアヒルさんチームに止められてまた後退される。
- 追って来るルクリリのマチルダをアヒルさんチームの一計に乗って待ち伏せし、以前親善試合で行ったアヒルさんチームの待ち伏せを囮に立体駐車場の上から現れてマチルダの上部装甲を撃って撃破する。
- 結果的に試合は負けるが、唯一知波単チームで生き残り、このことが切っ掛けで突撃の伝統についてもその功罪を考え始める。また、共に戦ったアヒルさんチームを慕って「アヒル殿」と呼び、自分は「福ちゃん」と呼ばれている。
- 大学選抜チーム戦にも、九五式軽戦車に搭乗して参戦。
- あさがお中隊に配属し、「203高地」の左翼を進んでいたがアズミの中隊と遭遇し交戦。統制された集中火力に押されてしまい、玉田達が無謀な突撃を敢行したが、福田は西とともに突撃せずにその場に留まった。
- 遊園地跡地にまで後退した後、西裏門に配置し玉田と細見が懲りずに突撃を考えていた際、福田は勇気をもって無謀な突撃に意見具申をする。当然二人は激怒するが、西がそれを受け入れたため、福田は待ち伏せを提案。細見を囮に福田達は周囲の物にカモフラージュ(福田はアヒルの風船を被って池で待ち伏せ。そして、このアヒルの風船が以後トレードマークとなる)し、侵攻して来たM26パーシングを1両撃破する。
- 野外音楽堂の包囲網突破後は、知波単チームに「最強の助っ人」であるアヒルさんチームが合流し、ラーテ型のゲームセンターでパーシング2両と交戦。1両を倒した後、上階に上がって外に通じる巨大滑り台を降りて、追って来たパーシングが衝突しないように砲塔を左に旋回したのを狙い、アヒルさんチームと連携して砲身をダブルブロックで挟んで封じ込み、その隙に細見が砲撃して撃破に貢献する。その際、磯辺典子に従って内側から必死に押していた。意味ないはずなのだが…
- 終盤、島田愛里寿と遭遇して交戦。西、玉田、細見が瞬く間に撃破され、アヒルさんチームとともに連携して戦うも敵わず撃破される。
- 試合後の帰りの汽車の中では、小さなアヒルの風船を抱きながら爆睡していた。
- 『最終章』では、無限軌道杯に向けての作戦会議で律義にノートを出して参加していたが、玉田らの相変わらずの突撃一辺倒な作戦提案に西とともに困惑した様子を浮かべていた。
- 大洗女子学園とBC自由学園の試合に西達とともに観戦に訪れ、メモを取っていた。
- 試合後は、アヒルさんチームとともにお好み焼き屋へ行き御馳走となる。そこで勝利した彼女達を讃えつつ、知波単は今後どうやって生まれ変わるか相談するも、あまり有効なアドバイスはもらえず。しかし、彼女達が焼いていた色々な形の「たらし焼き」を見て、そのヒントを得る。
- 『リボンの武者』にも登場するが、初登場した時はかなりの悪人面をしていた。時折、松本零士のキャラクター風の表情を浮かべる。
- 「大鍋(カルドロン)」に西達とともに参戦する。一回戦の苫小牧メイプル学園の試合では、相手が漁船を使って背後を突くことを見抜き、用心棒のミカとともに待ち伏せして撃破し、勝利に貢献する。
- 『もっとらぶらぶ作戦です!』においては柔軟かつ多才な面が強調されており、無人島に漂着したときは強引に絹代から指揮権を取り上げてしのいだりしている。
- 漫画の作画やストーリーを描いたりするのもうまく、絹代に気に入られて知波単の校内新聞に連載することになったものの、ノルマがきつすぎて蒸発する結末になっている。
- 精神的に幼い面もあり、『ダージリンの部屋』においてダージリンから「恋愛でも突撃一辺倒か」と問われたときにはほかの皆がもじもじする中、わけがわからず首をかしげた。