学校における部活動で文化部のひとつ。たまに生徒会の直属組織として枠組みしている学校もある。
活動内容
校内放送
校内放送の内容は、生徒会や職員室からのお知らせ、給食がある学校では献立のことについてなどである。
昼休みや昼食時間、部員が様々な曲を放送で流したり(時折間違った選曲が)することもある。
美声に聞き惚れる青春の一コマもあるとかないとか。
行事
様々な学校行事での仕事も任される。細かいところは各学校で異なるが、特に体育祭は仕事が多い。
体育祭の試合実況は読みの上手さより、試合をよく観察することや、すばやく試合の展開に反応してアドリブを作り上げることが重要。ここで一躍部のヒーローになる部員もいる。
大体は前もっていくつかの実況パターンを作る。
他にも、修学旅行中の起床アナウンス等を放送部に任せる学校がある。
NHK全国高校(中学校)放送コンテスト
1900年に第一回大会が行われた。
全国大会まであり、地方大会参加校数は1633校(2018年度)と意外と多い。
部門は大きく分けて4つあり、個人競技的な朗読部門、アナウンス部門や、部員全員が制作に関わるドキュメント部門、ドラマ部門がある。ドキュメント、ドラマ部門は、テレビ番組とラジオ番組で分かれている。
審査はないものの校内放送研究発表というものもある。(1946年までは部門として存在)
番組編集の際の音声の書き起こし作業は地獄。
朗読部門
NHKから5つ朗読課題が指定され、どれかひとつを選び1分30秒以上2分以内に読み終わるよう、内容を抽出して読む。(日本・海外の文豪の書いたもの、古典等)
声量、滑舌、アクセント、抑揚、間などが審査される
また、作品を読んだことがない人にも内容が伝わるようにしているか、ということも審査対象に。
課題はだいたい小説であるが、朗読が演劇調すぎると減点される。
アナウンス部門
自作の校内放送原稿を1分30秒以内に読む。
審査対象は朗読部門とだいたい同じだが、こちらは原稿の内容に重きをおいている。
ドキュメント部門
オリジナルのドキュメント番組を制作する。
テレビドキュメント部門は7分30秒以上8分以内、
ラジオドキュメント部門は6分30秒以上7分以内で制作しなければならない。
ジャンルに制限はないが、普段の何気ない疑問や、社会問題などが制作テーマにされることが多い。
テレビ・ラジオ部門のどちらも「高校生らしい内容」、「高校生の視点」といったものが審査員には非常に重要視される。
ドラマ部門
全国中学放送コンテストには無い部門。
生徒脚本総出演のオリジナル創作ドラマを制作する。テレビ・ラジオどちらも8分以内で制作しなければならない。
ドキュメント部門よりも、更に機材の有無や性能が、評価に結構関わってくる。
放送部を舞台にしているフィクション作品
きたこー放送部:日丸屋秀和のWEB漫画
まっすぐ息を吸って。:竹内じゅんやの女子高生青春漫画
ブロードキャスト:湊かなえの青春小説
放送部を舞台にしているわけではないが、部員が登場するフィクション作品
ひだまりスケッチ:藤堂さん(2期8話で声(CV:井上麻里奈)だけが登場)
関連イラスト
関連リンク
関連タグ
新聞部:ライバル?
写真部:協力依頼する相手(機材などの貸し借り)
放送委員会:似たようなもの