黒き森のウィッチ(くろきもりのウィッチ)は、『遊戯王』に登場する闇属性・魔法使い族の効果モンスターである。
現在は禁止カードに指定されているため、公式大会等のイベントでは使用できない。
概要
『遊戯王デュエルモンスターズ』では、多くのデュエリストが使用しているモンスター。
武藤遊戯もアテムとの戦いの儀で、このカードを生贄にデーモンの召喚を召喚し、効果によってマシュマロンを手札に加えている。
攻撃力1100、守備力1200。自分のフィールドから墓地に送られた時に、デッキから守備力1500以下のモンスターを手札に加えることができる効果を持つ。
フィールドから墓地に送られるのであれば、どのような経緯でも問題なく守備力1500以下のモンスターを手札に加えることができる。
攻撃力が高い故に相方のクリッターではサーチできないが、それ1枚でデュエルの流れを決め兼ねないモンスターを容易にサーチできる。
攻撃力の高い上級モンスターであっても、守備力1500以下というモンスターは多い。
例えば人造人間-サイコ・ショッカー・デーモンの召喚などが該当する。
どちらも当時のデッキによく入っていた上級モンスターカードである。
もちろん、聖なる魔術師のようなステータスの低い効果モンスターも、ブラッド・ヴォルスのような守備力が低めの下級アタッカーも手札に加えることができるため、クリッターよりもサーチ出来る範囲が広い。
はっきり言って、「守備力1500以下」とはあってないような制限だったのである。
そのため、2004年に禁止に指定されて以来、一度も規制を解除されていない。
なお、制限が緩かった時期はキャノン・ソルジャーやクリッターと組んでエクゾディアの召喚を狙うデッキが猛威を振るった。さらにいえば、テキストが改訂される前は、手札から墓地に送られても効果を発揮していたため、最速で勝利することができた。
イラスト
どことなく儚げなイラストで、最初期のモンスターながら人気も高い。
色を替えた同様のデザインモンスターに、融合召喚で素材の代理にできる(同効果を持つのはほかに「破壊神ヴァザーゴ」「沼地の魔獣王」などがいる)「心眼の女神」がいる。
同時期に登場したハイ・プリーステス(こちらも人気が高く、何度かリメイクされている)と融合する事で「音楽家の帝王」というモンスターを召喚する事が出来る。
が、この音楽家の帝王、美女二人を融合素材に使ったと言うのにイラストでは上半身裸のロックンローラーで男である。
正負の掛け算じゃあるまいし。どうしてこうなった。
効果テキスト
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1200
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、
自分のデッキから守備力1500以下のモンスター1体を選択し、
お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。