「風任せ風任せ、風の赴くままに戦ってやろう」
データ
製造モチーフ:扇風機
メタウイルス:「吹き飛ばす」FUKITOBASU(青)
識別ナンバー:X-10
推奨動作環境:風の赴くまま(風速10m以上)
オーダー:あらゆる障害を吹き飛ばして除去する、突風攻撃に対する負荷によってブルーバスターの熱暴走を誘発させる
概要
エンターが某所の廃工場にあった扇風機に「吹き飛ばす」のメタウイルスをインストールする事で製造されたメタロイド。某機動戦士を思わせる白い機体に水色の羽根を思わせるパーツ、そして名前通り体の真ん中には扇風機のファンが付いた姿を持つ。頭に伸びた一本角も印象的である。
その能力も名前と外見から分かる通り、胸部のファンユニットで風を操ると言う物で、ファンユニットから激しい風を巻き起こし、如何なる相手も軽々と吹き飛ばしてしまう。
更にファンは逆回転させる事も可能で、まるで換気扇に似た原理で風を引き込んで相手を吸引する事も出来る。
劇中ではこうした自身の能力によってブルーの熱暴走を誘発させる役目を担っており、前回のダンガンロイドが対レッドバスター用ならこちらは対ブルーバスター用のメタロイドと言える。
性格は自身を風に例えて「気紛れ」と称したり、悠々とした喋り方をする等、割と自由人。
活躍
ゴーバスターズとの戦いの中で、エンターはブルーが長期間パワーを放出し続けると熱暴走すると言う弱点を発見。これを受け、打倒ブルーの為に某廃工場の扇風機から製造される事でファンロイドは誕生した。
誕生と共に例によってエネトロンの大量消費はエネルギー管理局・特命部の知る所となり、ゴーバスターズが駆け付けた為に交戦する。突風攻撃で3人を翻弄する中、転送完了時間の7分20秒が過ぎた為にメガゾードが出現。レッドとイエローはその対応の為に戦線を離脱する事となった為、本命のブルー打倒に踏み切る。
その後、単体となったブルーを改めて突風攻撃で追い詰めるが、其処へ心配の余りに無断で駆け付けたゴリサキが参戦。
自ら盾になるゴリサキの背後からのブルーのイチガンバスターの射撃で胸部のファンを破壊された為に弱体化してしまい、最期はエネトロンをチャージして放ったイチガンバスター・スペシャルバスターモードの射撃を受け、「自分が風になって行く~!」と言う断末魔と共に爆散した。
一方、タイプβに自身のデータをダウンロードしたメガゾードであるファンゾードは、本家に無かった飛行能力で上空から出現。高所からの攻撃でゴーバスターエースを一方的に苦戦させ、飛行能力を有するRH-03ラビットも遥か遠くへ吹き飛ばしてしまう。
だが、其処へファンロイドを倒してGT-02ゴリラが駆け付けた為に形勢は一気に逆転。GT-02ゴリラを足場にしたゴーバスターエースの跳躍によりあっと言う間に距離を詰められ、そのままエネトロンをチャージしたバスターソードの斬撃を受け爆散するのだった。
余談
識別ナンバーであるX-10の由来は「回転」で、かい(※Χはギリシャ文字でカイ)てん(ten=英語で10)となる。
声を演じた陶山氏は昨年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』でもウオーリアンの役で出演している。
関連タグ
エアーマン:どう見ても外の人繋がりの大先輩。
キュアマーチ:放送時期が一緒だったニチアサの女児向けアニメ『スマイルプリキュア』に登場する、同じく風属性のキャラ。
トルネードロイミュード:3年後の仮面ライダーシリーズに登場した風属性のロボット怪人の後輩。