概要
『ポケモン』シリーズと『不思議のダンジョン』シリーズのコラボ作品。
1作目の『青の救助隊と赤の救助隊』から始まり、2015年時点までに(バージョン違いを1つにまとめて)5作品あるが、ポケモンとなった主人公がパートナーと協力して冒険するという流れは共通している。
『救助隊』・『探検隊』・『超』では、主人公がどのポケモンになるかが開幕の心理テストで決定される。
(ただし、『超』では心理テスト後に改めて自分で選びなおすことも可能)
ポケモン本編とは違う作風の、感動に満ち溢れたストーリーとそれを引き立てる演出及びBGMの相乗効果により目からハイドロポンプ状態になったプレイヤーは多い。
3作目の『冒険団』を除き、「気が付くとなぜかポケモンになってしまった元人間の主人公が、ポケモン達だけの世界でパートナーと共に壮大な冒険に出かける」という共通の流れになっている。
ただし主人公やパートナーに待ち受けるストーリー展開はそれぞれの作品で大きく異なる。
また、『冒険団』のみ据え置き機向けのWiiウェア配信ソフトのためか、シナリオが他作品とは大きく違っておだやかでゆるい内容になっており、シリーズではやや異色の内容。
シリーズ全作通してポケモンだけが登場する世界観であり、基本的に人間は一切登場しない。
そのため「ポケモン達が言葉を話す」「ポケモン達が町や村で暮らしており、普通の人間社会のように仕事をしていたり店を営んでいる」といった本家には無い特徴もある。
ゲームシステム
ほとんどのポケモン不思議のダンジョンシリーズに共通するシステムを記載。
※各作品別のオリジナルシステムはその作品の記事を参照。
ダンジョン冒険
- 不思議のダンジョン
主人公達が冒険することになる不思議の地で、入るたびに姿が変わる。
そのため、同じダンジョンでも道や部屋の数、道具の種類等は決まっていない。
※難易度の調整はある程度されている。
また、本編クリア後に現れる不思議のダンジョンの中には「道具の持ち込み禁止」や「レベル1からスタート」など厳しい条件で攻略するダンジョンもある。
- ターン制
ダンジョン内の行動は全てターン制であり、「自分が行動する→相手が行動する→自分が行動する→相手が行動する…」という行動が繰り替えされる。
技を繰り出すことはもちろん、歩くことや道具を使うことにもターンを使う。
- ポケモン勝負
不思議のダンジョンでの敵ポケモンとのポケモン勝負は必ずしも1対1というわけではない。
そのため、1体のポケモンが大勢のポケモンに囲まれてリンチ状態にされることもある。
また、「ぎんいろのかぜ」や「おいかぜ」等の一部技は原作のポケモンシリーズとは微妙に効果が異なる。
- モンスターハウス
不思議のダンジョンシリーズの皆のトラウマ。
モンスターハウスに踏み込むと突然大量のポケモンが現れ、フルボッコにしてくる。
一体一体を倒していてはキリがないため、速やかに次の階に行くことをオススメする。
ちなみにこの状態の時にポケダン名物(ポケダンの記事を参照)が起こると生存確率がかなり下がる。
- 天候
ダンジョンによってはフロアによって天候が変わることがある。
天候の効果及び影響は通常のポケモンシリーズと同じ。
フロアが変わると天候も変わる。
例)砂嵐→晴れ
- 階段
次のフロアに行くには階段を使う必要がある。
- ボス
ダンジョンの最上階及び最下層にはボスが待ち構えていることがある。
なかなか強いため、準備を怠らないようにしよう。
冒険の準備
これらの厳しい条件のダンジョンをクリアするためには街でしっかり準備をしておく必要がある。
- どうぐや
きのみやたね、たまなどのアイテムを買うことが出来るお店。
買い物には「ポケ」が必要。
- ぎんこう
ポケを預かってくれる施設。
『救助隊』や『超』では、ダンジョンで力尽きた場合にはポケが0になる(他のシリーズは減額)ため、必ず預けることをオススメする。
マグナゲート以降はなんでもボックスの導入により廃業。
- れんけつや(救助隊・探検隊)
わざの連結を行ってくれる店。
れんけつを行うと連結したどちらかの技のPPが尽きるまでは連続で攻撃が出来るようになる。
- たからばこや
探検隊シリーズから登場した恒例のお店。ダンジョンから持ち帰った宝箱の中身を調べてくれる。
シリーズによっては開け方がやたら雑だったりするが・・・
- どうじょう
レベルを上げるための道場。
タイプ別に部屋が別れているため、相性の勉強にもなる。
- 編成所(救助隊ではともだちエリア)
ダンジョンに連れて行く仲間を選ぶ施設。
ダンジョンによって臨機応変に編成しよう。
- そうこ
かばんに入りきれない道具を預かる倉庫。力尽きても道具がなくならない。
こちらもマグナゲート以降は、なんでもボックス導入により廃業。
その他
- 依頼
普通にダンジョンをクリアすることも出来るが、依頼掲示板の依頼をこなすことによってイベントが起きたりランクが上がることがある。
また、道具やポケをもらえることもある。
- ランク
ポケダンシリーズ恒例のシステムで、ゲーム内の階級のようなものである。
依頼をクリアすることによってポイントが貯まり、ランクアップをすることがある。
また、ランクが上がるとより難しい依頼をこなすことが出来るようになる。
- ポケ
ポケダン世界に登場するお金。ダンジョンで拾ったり、依頼の報酬でもらえる。
ポケは「ぎんこう」に預けることが出来る。
- 道具
冒険の手助けをするアイテムのこと。どうぐばこまたはかばんの上限までダンジョン内に持ち込むことが出来る。※一部例外あり
- 救助依頼メール
ダンジョン内で力尽きた時、通信及びすれ違い通信で救助依頼メールを出すことが出来る。
救助依頼を承諾したチームから助けられたら拾ったものを失わずに済む。
- 仲間
ダンジョンを冒険して何回か敵と戦っていると友情が芽生えて仲間になりたがることがある。一部シリーズを除くと伝説も例外ではない。
- かしこさ
一部シリーズを除くと、ポケモンにはかしこさというものがある。
このかしこさが高い程様々な作戦を設定することが出来る。
- 進化
本編クリア後、一定の条件を満たすとポケモンを進化させるための場所が現れる。
その場所で進化条件を満たしているポケモンのみが進化出来る。
※冒険団とマグナゲートは少し異なるため、該当記事参照。
- おなか
空腹の目安。歩いたり戦うなどの行動によって、おなかが少しずつ減っていく。
数字が0になって空腹状態になると体力が次第に減っていくため、りんごやセカイイチなどの食べ物で回復しよう。
マグナゲートではエンディング後限定。
- バッジ
作品によって呼び方は異なるが、このバッジの効果によってポケモンを救出したり、他にも様々な恩恵を受けることが出来る。
シリーズ一覧
第1シリーズ
- 第三世代がベースになっている
- 2種のハードで発売されたが内容はほぼ同等
第2シリーズ
- 第四世代がベースになっている
『空』は『時・闇』に追加エピソード等を加えたマイナーバージョンアップにあたる。
第3シリーズ
- 『探検隊』と同じく第四世代がベースになっている
- シリーズ唯一の据え置き機作品で、ストーリーも他とは大きく異なる異色作
第4シリーズ
- 第五世代がベースになっている(ただし登場ポケモンは大幅に限定)
タイトル | 発売日 | ハード |
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マグナゲートと∞迷宮 | 2012年11月23日 | ニンテンドー3DS |
第5シリーズ
- 第六世代がベースになっている
タイトル | 発売日 | ハード |
---|---|---|
ポケモン超不思議のダンジョン | 2015年9月17日 | ニンテンドー3DS |
関連イラスト
関連タグ
共通 | ポケモン ポケモンシリーズ一覧 ポケダン※ポケダン名物の記載もあり。 |
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