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キュラソ星人

きゅらそせいじん

火炎怪人キュラソ星人とは、『ウルトラセブン』第7話に登場した宇宙人である。
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データ

別名:火炎怪人
身長:2.5 - 43m
体重:250kg - 1万t
出身地:キュラソ星
初登場作品:ウルトラセブン』第7話『宇宙囚人303』
スーツアクター:松原靖


概要

宇宙でも有数の治安の悪い星系国家として知られるキュラソ星に住む宇宙人。
地球では主に車の燃料などに使われるガソリンを食べる(飲む)。
『ウルトラセブン』に登場した個体はキュラソ星で何らかの重罪(後述するがおそらく複数人の殺害)を犯して捕まった犯罪者であり、刑務所から脱獄して小型の宇宙船(1人乗りのスペースポニー)で地球に逃亡してきたというセブンに登場する中では珍しい地球に来た理由が侵略目的ではない邪悪な宇宙人である。刑務所内での囚人番号は303。

キュラソ星人


武器は体内のガソリンを利用して口から放つ火炎と、人間程度なら容易く殺害出来てしまう程の怪力。更に頭の一部から催眠術をかける光を放って相手を操る能力を持つ。しかしガソリンを食べるという関係で火が弱点となっており、体に引火してしまうと即座に全身に燃え広がってしまう。

劇中での活躍

地球に降り立つと自らの主食であるガソリンを求めてガソリンスタンドを襲撃、その場にいた店員と客を殺害して逃亡するが、店員の1人にウルトラ警備隊に通報されてしまっていた。更には逃亡する際にスペースポニーを偶然近くにいた猟師達に見られてしまうという失態を犯した事で調査に来たウルトラ警備隊に宇宙船を破壊されてしまう。

一方、宇宙ステーションV3では303が地球に到着する前から怪しい謎の電波を受信していたのだが、それを解読したところ「凶悪殺人鬼の303が地球に向かっている」というキュラソ連邦警察から送られてきた警告文であった事が判明(ちなみに脱獄によって更生の余地なしと判断されたようで、キュラソ連邦警察からは発見次第殺害せよという殺害許可が出されている)。その後は自身を目撃した者達を次々と殺害しながらタンクローリーを襲うなど犯行を続けるが、自身の足取りが掴まれている事を悟ったのか民家である水島家を襲撃して、家の中に立て籠もる。

しかし、たまたま2階にいたために襲われなかった子供がウルトラ警備隊に通報してしまった事で居場所が発覚してしまう。だが(最初からこうなる事を狙っていたのか)これを逆に利用して突入したウルトラ警備隊と入れ替わるように家から脱出。更には外に停まっていたアンヌ隊員の乗るポインターを襲い、アンヌに催眠術をかけてウルトラ警備隊の基地に潜入し、そのまま2人でウルトラホーク1号のβ号に乗り込んで奪って宇宙への逃亡を図る。
ウルトラ警備隊も後を追ってα号とγ号を発進させるが、アンヌが人質に取られている為に迂闊に攻撃できない状況にあった。

このまま逃げ果せるかと思われたが、ウルトラ警備隊は空中でウルトラホークを無理矢理合体させるという荒業を使ってホーク同士の通路を作り、モロボシ・ダンのβ号への侵入を許してしまう。ダンとの戦いでは口からの火炎放射を用いて彼を苦しめるが、それによりコックピットが火の海となる。引火により炎上したβ号は1号から切り離され、そのまま森の中に墜落して爆発。

ダンは寸前でウルトラセブンに変身して脱出したために無事であり、セブンと戦うためか303も炎の中から巨大化するが、爆発により発生した火事によって体に火が回ってしまい、それにより体内のガソリンに引火。体の内側から燃え上がる苦しみに耐えられず苦悶の声をあげるが、いくつもの犯罪を重ねて何人もの罪のない人々を殺害してきた303を助けようとする者などこの場には誰もおらず、変身解除したダンは燃え盛る303を見て「広い宇宙でももう君の逃げ場はないのだ、キューラソ星人。だが、それは自業自得と言うものだ。宇宙でも地球でも正義は1つだ。」と呟く。宇宙の全てから見放された303は、そのまま燃え盛る炎に飲まれて焼死した。

上記の通り、警告文では殺人鬼とされていたが、実際に劇中では猟師2人、ガソリンスタンド店員2人、外人女性客1人、警官3人と少なくとも8人を殺害している。なお、その殺害の動機の多くは「自身の姿を見られた事に対する口封じ」という言語道断なもので、身勝手極まりない。同情の余地が無い犯罪者というのがよく解る。そもそも地球に降り立つ前からキュラソ連邦警察が303を殺人鬼と認識している為、キュラソ星でも連続殺人を行っていた可能性が高く、再逮捕ではなく殺害の許可が出ていたのも納得と言えよう。

303は犯行こそ凶悪であったがあまり頭は良くなかったようで、犯行現場に証拠を残しまくっていたり、籠城した際も2階の子供を見過ごしていた事で通報されてしまっている上、きわめつけは狭いコックピットの中で火を噴くという普通に考えればどうなるか分かる事をやってしまい、それが死因にも繋がっている。

ウルトラセブンやウルトラ警備隊と戦うことなく死亡してしまったため、巨大化時の戦闘力は不明。もっとも、少しでも火がつけばまず助からないような体なので、エメリウム光線やウルトラホークなどの一発でもくらえばほぼ即死であろう。

なお、303はβ号で(操っているアンヌと共に)地球から脱出しようとしていたが、実はβ号単体では燃料が足りないために大気圏を脱出できない。つまりβ号を発進させた時点で303にはどうあがいても死以外の選択肢は残されていなかったのである(もしウルトラ警備隊が追いついていなかった場合、燃料切れにより墜落、地上に激突した際の爆発でどの道引火してしまう)。ダンも言っていたが、303の死は完全なる自業自得であったのだ。

ちなみにこの事件の後、脱獄した凶悪犯を倒した事により地球とキュラソ星政府は友好関係を樹立している。

余談

キュラソ星人に襲われた出光のガソリンスタンドの店員役で西条康彦氏(ウルトラQ戸川一平役)がゲスト出演している。また外人女性客役には、いくつかの特撮作品に出たキャシー・ホーラン氏が演じた。さらに先に襲われた店員・ジロウ役には、東宝出身の久野征四郎氏が演じた。また、ロケ地では向かい側に共同石油のスタンドがあった(しかも花輪付き)。

星川航空 戸川一平



スーツはケムール人(二代目)の改造。細長い頭部や眼球の動くギミックが類似している。※念の為に言っておくが頭部と両手は新規造型である(製作:高山良策)。頭部の形状は「包帯を巻いた宇宙人」とのモチーフでデザインされたらしく、ゼットン星人やケムール人の頭部とシルエットが似ているのは偶然である。

名前の由来はドラキュラまたは酒の一種キュラソーから取ったとする説が存在する。

成田亨氏による初期デザインはペスターと同じく、都市の血液であるガソリンを飲む吸血蝙蝠の耳を持ち、犯罪者をイメージした無精ひげを持つ姿だった。そうイカルス星人である。

シナリオの描写では頭部はキュラソ星の犯罪者がかぶせられるマスクをかぶった姿である。なお、初期稿ではキュラソ星は独裁国家で、マスクは政治犯がかぶせられるものだったが、重すぎる設定だと変更になった。

その他の作品

脱獄囚という設定からウルトラマンを題材としたギャグ漫画では犯罪者役で登場する。

ウルトラ怪獣かっとび!ランド

コロコロコミックに連載された『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』では準レギュラーとして登場。ジャンパーを着ているのが特徴。登場するたびに犯罪行為(泥棒、強盗、ぼったくり店経営など)をしているが、最後は大体ウルトラマンによって酷い目にあう。
故郷に息子のキュラ吉がいて「かっとびランドで王様をしている」と嘘をついている。

ウルトラ忍法帖

コミックボンボンで連載された『ウルトラ忍法帖』では刑事ドラマ風な番外編で犯人吸良曽征二(きゅらそ・せいじ)として登場。社会に恨みを持つ玩具職人で、子分の呑丸人(のん・まると)と共にびっくり箱で人をショック死させる事件を起こす。

ウルトラ戦士列伝

テレビマガジンで連載されていたグラビア記事シリーズ。市街地にガロンと共に出現して暴れまわるが、現れたファイヤーマンのファイヤーフラッシュを浴びて爆散した。

ウルトラ銀河伝説

映画『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THEMOVIE』ではベリュドラの左腕の一部として登場。

戦え!ウルトラ戦士 出撃!宇宙けいび隊

グア軍団に母星を襲撃されていた所をメロス率いる宇宙警備隊に救われる。

関連イラスト

宇宙囚人303!
キュラソ星人壁紙


宇宙囚人303号
キュラソ星人



関連タグ

ウルトラセブン 宇宙人 犯罪者 通り魔 
出光興産(喰ったのは同社の有鉛レギュラーガソリンである出光・赤アポロ)
がんばれ!!ロボコン(給油機のノズルでガソリンを常食…いや給油していた後輩?!)

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