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概要編集

2010年7月、新日本石油新日鉱ホールディングス、両者の持株会社として同年4月に発足したJXホールディングスの間で会社分割・合併を行い発足した。JXのエネルギー部門を担う。

通称は「NOE」(英文商号"JX Nippon Oil & Energy Corporation"の略)。なおJXホールディングス傘下の基幹3会社(他2社はJX日鉱日石開発とJX日鉱日石金属)はいずれも商号に「JX日鉱日石」(英文では"JX Nippon")が付く。グループ名称の"JX"はアルファベットの"X"が未知の存在を示す暗喩であることから、「Japan」の"J"と結びつけたもの。


1888年に新潟県柏崎市で創業した日本石油をベースに、旧三菱財閥の三菱石油、日産・日立グループの源流である日本鉱業(日鉱)、そして日鉱の石油販売部門(ガソリンスタンド含む)を譲渡(したうえで東亜石油とアジア石油の石油販売部門を吸収合併)する形で設立された共同石油(のち日鉱と共石は合併し日鉱共石→ジャパンエナジーとなる)、さらには新日本石油成立後に吸収合併した九州石油がこの会社に加わっている。

2016年(平成28年)1月、JXブランドが浸透したことで「日鉱日石」を商号から外す時期と判断し、JXエネルギーに商号変更。

2017年4月1日、親会社のJXホールディングスが、東燃ゼネラル石油を株式交換によって子会社化の上で、JXTGホールディングスに社名を変更した。同時にJXエネルギーが東燃ゼネラルを吸収合併し、当社の社名をJXTGエネルギーに改称。

それゆえに、ここの公式サイトの歴史のページとタンクローリーのページに関しては、2017年3月31日までの、全ての前身会社に関してのフォローがなされている。


ガソリンスタンドENEOSで有名、旧ジャパンエナジーのガソリンスタンド・JOMOは現在はENEOSに移行している。2019年7月までに「エッソ」「ゼネラル」「モービル」もENEOSに統一された。

2020年6月にENEOS株式会社に社名変更。


スポーツ活動編集

スポーツ選手では社会人野球・JX-ENEOS野球部(日本石油⇒日石三菱⇒新日本石油ENEOS)、女子バスケットボール「JX-ENEOSサンフラワーズ」(共同石油⇒日鉱共石・ジャパンエナジー⇒JX)が活動。また前身会社の一つ『日本鉱業』(共同石油の親会社だった。現・JX金属)には男子バスケットボールチーム「ジャパンエナジーグリフィンズ」が存在したが1998年活動停止。

 因みに一色まことの女子バスケットボール漫画『出直しといで!』の主人公が在籍していた実業団チームとして共同石油(当時)が実名で登場している。

その他、陸上競技部を持つほかスポンサーとしてモータースポーツ関連事業や野球日本代表FC東京に参加している。


社会人野球・JX-ENEOS野球部出身

藤田元司 平松政次 久慈照嘉 田澤純一 嘉弥真新也 三上朋也 等多数。


鉄道事業も運営していた日本鉱業編集

余談だが、前述の日本鉱業は大分県北海部郡佐賀関町(現・大分市佐賀関地域)において、約9kmという短距離ながら鉄道事業も運営していた。

日本鉱業佐賀関鉄道がこれにあたる。

佐賀関鉄道線は、当時の国鉄日豊本線幸崎駅を起点に、佐賀関駅までを結んでいた非電化路線で、第二次世界大戦勃発により海上輸送が厳しくなったため佐賀関半島北岸に建設が進められた鉄道であったが、工事は難航し軍需輸送には間に合わず、1946年の開業となった。旅客営業はその2年後に始まっている。

しかし利用客が増えすぎたこともあり、旅客営業開始からわずか15年後の1963年に廃線となり、国鉄バス(のちJR九州バス)に転換。

現在は大分バスに譲渡され、大分市の東西を結ぶ基幹路線として、大分駅〜鶴崎〜佐賀関バスセンターの間で運行する。


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