JR九州バス
じぇいあーるきゅうしゅうばす
主に博多駅や鹿児島中央駅、宮崎駅などを起点に、九州島内各地を結ぶ高速バスを主力として運行するが、福岡県・佐賀県・長崎県・鹿児島県で一般路線バスも運行している。
過去には熊本県や大分県、宮崎県でも一般路線バスを運行していたものの、九州産交バスや大分バス、宮崎交通などに移管しており、高速バス特化の形で残存した宮崎支店以外は拠点自体が消滅した。
支店と営業所
●博多支店: 福岡市博多区堅粕2丁目22番1号(本社併設)※傘下に福丸車庫(福岡県宮若市大字金丸403番地1)がある
■嬉野支店: 佐賀県嬉野市大字下宿乙475番地1
●鹿児島支店: 鹿児島市柳町8番27号
○宮崎支店: 宮崎市老松2丁目6番1号
嬉野支店は一般路線バスのみ、宮崎支店は高速バスのみ担当。
塗装は基本的にJR九州本体のコーポレートカラーと揃えた赤色に各種ロゴを配したもの。デザインも同じ水戸岡鋭治氏によるもので、特に初期の特急電車との共通点が多い。
本体には無い特徴として、「デザイン番号」という車体に大きく描いた数字がある。これはデザイナーが2桁の数字から見た目が良いものを選んだ、文字通りデザインを良く見せるためだけの番号である。なので重複は当然のようにあるし、後述する車両称号とも特に関連が無い。
シンボルマークは国鉄バスからの伝統を受け継いだツバメだが、JR九州バスではこのようなデザイン上、車両前面に小さな金属製のエンブレムを取り付ける形で掲示している。
国鉄バス時代はいすゞ・三菱ふそうの車両が多かったが、民営化後は日野・日産ディーゼルも増加している。九州のバス事業者らしく、国鉄時代には導入されなかった西日本車体工業製の車体を架装した車両も導入した。
2001年から2007年まで一般路線車は中古車による置換えばかりで、新車導入はなかったが、2008年以降は新車の導入を再開している。
車両称号
国鉄バスの附番法則をそのまま使用していたが、2004年11月以降は以下の付番法則に切り替えた。ただし国鉄バスの付番法則で導入された車両の改番は行っていない。
7 | 4 | 8 | - | 05 | 5 | 50 |
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車種 | 形状 | メーカー | 年式 | 装備 | 固有番号 |
車種
1:全長7000mm以下
2:全長8400mm以下(中型バス)
3:全長9000mm以下(中型バス)
4:全長9800mm以下(大型ショート系)
5:全長9800mm超(大型バス)
6:中長距離・観光・高速車
7:観光・高速車
形状
1:横向き座席
2:混合(半分以上が前向き)
3:前向き座席
4:リクライニングシート
メーカー
1:いすゞ
4:ふそう
7:日野
8:日デ
年式
西暦の下二桁
装備
1:前扉・板ばね
2:前中扉・板ばね
3:前後扉・板ばね
4:3扉・板ばね
5:前扉・空気ばね
6:前中扉・空気ばね
7:前後扉・空気ばね
8:3扉・空気ばね
0:その他
固有番号
01〜29:一般路線車
30〜49:一般路線車(中古)
50〜69:高速車
70〜89:貸切車
90〜99:その他
以上の法則から、748-05550は、「リクライニングシート装備の高速車で日産ディーゼル製、製造年は2005年で、前扉・空気ばね装備の車両の第50号車」ということになる。