概要
東北地方のうち、JRバス関東が管轄する福島県白河・棚倉地区を除く地域で、高速バス・路線バス・貸切バス事業を展開するJR東日本の子会社。
変わったサービスとして、新潟或いは首都圏発地のJRバス東北担当の夜行バスに乗車し、仙台での下車が翌日になる便に乗車した場合、希望者に仙台駅近隣に2店舗を構えるインターネットカフェの割引券を配布している。共同運行会社でもこのようなサービスを行っている例は少ない。
営業所一覧と担当路線
現在、山形県のみは営業所が存在しない。
青森支店
●高速バス
青森-東京線 ラ・フォーレ号
かつては青森-仙台線「ブルーシティ号」(弘南バス・十和田観光電鉄・宮城交通と共同運行)に参入していたが、2018年3月末で運行から撤退した。
●一般路線バス
十和田湖方面の観光路線と空港線、横内線を担当している。2021年3月27日より青森県で初となるSuicaが導入された。
大湊営業所
●一般路線バス
下北本線を担当している。
かつては仙台行高速バスが存在した。
秋田支店
●高速バス
秋田-横浜線 ドリーム秋田・横浜号
かつては本荘-東京線「ドリーム鳥海号」を羽後交通と共同運行していたが、2018年9月末に撤退。現在は関東バスが参入している。
盛岡支店
●高速バス
盛岡-東京線 ドリーム盛岡号(岩手県交通・国際興業と共同運行)
盛岡-仙台線 アーバン号(岩手県交通・岩手県北バス・宮城交通・東日本急行と共同運行)
仙台-江刺線 (岩手県交通と共同運行)
●一般路線バス
葛巻経由久慈行「白樺号」と岩泉行きを担当している。
路線バスは観光バスタイプの車両を使用し、他支店や営業所からの転属車も使用されている。
二戸営業所
●一般路線バス
二戸-久慈線スワロー号のほか、軽米・葛巻・浄法寺・金田一温泉方面へ運行している。
かつては盛岡への高速バス「スーパー湯~ゆ~号」が存在した。
仙台支店
●高速バスを各方面に運行しており、西は金沢(2017年7月運行開始)、北は弘前、南は横浜と幅広く、また、仙台-東京線はかつてドリーム政宗号(仙台駅-新宿BT)、ドリームササニシキ号(古川駅-東京駅),ドリーム横浜・仙台号(仙台駅-横浜駅)の3路線だったが、統合して仙台-首都圏線に改称された。
仙台-弘前線 キャッスル号 (弘南バス・宮城交通と共同運行)
仙台-横手線 グリーンライナー号 (羽後交通と共同運行)
仙台-新潟線 WEライナー号 (新潟交通と共同運行)夜行便あり
仙台-首都圏線 仙台-新宿、仙台-品川、横浜系統を担当
東京-山形線 ドリームさくらんぼ号
仙台-会津若松線 (会津バスと共同運行)
仙台-いわき線 (新常磐交通と共同運行)
仙台-金沢線 百万石ドリーム政宗号(西日本JRバスと共同運行。専用車両は西日本JRバスから移籍している車両である。また、北陸鉄道、富山地方鉄道と競合関係にある)
仙台-古川線 (Suicaが利用可能)
かつては仙台-八戸線「うみねこ号」を十和田観光電鉄・岩手県北バス南部支社と共同運行していたが、2018年3月に撤退。
福島支店
●高速バス
福島―仙台線
福島・郡山―東京線 あぶくま号(JRバス関東・福島交通と共同運行)
●一般路線バス
福島川俣線が運行されている。トヨタの水素電池バス「SORA」も導入された。
車両について
高速バスについて、現在新車では原則日野セレガが導入されている。実質同型のいすゞ・ガーラも導入されているのが確認されている。以前は三菱・エアロバスも導入されていた。エアロエースにモデルチェンジ後は中長距離路線向けで導入されたが、2015年以降導入されているのを確認できていない。
一般路線バスは、新車では主に中型車を導入しているが、青森支店、福島支店には大型の新車も時折入る。大湊営業所管内のみ前乗り・前降り方式、それ以外の一般路線バスは中乗り・前降り方式。かつては青森支店管内も前乗り・前降り方式となっていたが、交通系ICカード導入を境に中乗り・前降りに切り替えた(2か所の乗降口がある場合)。