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1996年、スーパークルーザーの後継車として発売。2004年の日野自動車とのバス事業統合後に日野セレガとの統合車種としてモデルチェンジされた。そのため現行モデルのセレガとガーラはよく似ており、セレガーラとも呼ばれる。

車名は英語・フランス語で「お祭り・陽気な」を表す「ガーラ」に由来する。

初代ガーラ

KC-LV780/781/782系

1996年登場。スーパークルーザーの後継車として発売され、当車のフルモデルチェンジ車である。ただしエンジンはスーパークルーザーと同じだが、新たにV型12気筒の12PE1-S型と12PE1-C型を12m車に搭載。更にV型8気筒の8PE1-S型搭載9m車もLV7系に改め、いすゞP系エンジンフルラインナップでバス搭載を果たしている。

型式はV10の10PE1型エンジンモデルがKC-LV781R1KC-LV781N1。V12の12PE1型エンジン搭載モデルがKC-LV782R1、V8の8PE1型エンジン搭載モデルがKC-LV780H1

ラインナップは12m車で3種類、9m車で1種類。

KL-LV774/780/781系

2000年登場。平成11年排ガス規制に合わせてマイナーチェンジを実施。通称ガーラ2000。外観上はヘッドランプベゼルの色がグレーメタリックになったことと、後部のテールランプが、リアウインドウの下から、バンパー内に移ったことがKC規制車との違い。

2代目ガーラ

冒頭で記載の通り、日野自動車といすゞの合弁で設立されたジェイ・バスにバスの製造が移管され、日野のセレガとの統合車種となった。開発は日野が行っているので、実質はセレガのフルモデルチェンジ車である。

ADG-RU1E系/ADG-RU8J系

2005年8月22日登場。エンジンは日野自動車製E13C型を搭載するが、ハイデッカー9は日野自動車製J08E型を搭載する。

ラインナップはスーパーハイデッカー、ハイデッカー、ハイデッカー9(大型ショート)の3種類。

PKG-RU1E系/BDG-RU8J系

2006年7月4日登場。変速機や外観などに於いてADG-規制車と差異は殆どなく、燃費基準達成車のステッカーがなければ見分けられない。

LKG-RU1E系/LDG-RU8J系/SDG-RU8J系

2010年8月5日登場。エンジンが変更され、平成21年排出ガス規制に適合した。

車間制御クルーズ・衝突被害軽減ブレーキ・車間距離警報装置が標準化されたためフロントにミリ波レーダー照射装置が取り付けられ、尿素水注入口の位置も違うのでその点を見ればPKG-規制車と見分けられる。

QPG-RU1E系/QRG-RU1A系/LDG-RU8J系/SDG-RU8J系

2012年7月2日登場。全車に車両安定制御システムが標準で装備されている。

QRG-RU1E系/QRG-RU1A系/LDG-RU8J系/SDG-RU8J系

2014年4月1日登場。衝突被害軽減ブレーキが先行車に対する追突回避支援機能を追加した上で改良されたと同時に「衝突被害軽減ブレーキの新基準」に適合。更に車線逸脱警報とドライバーモニターが標準装備され、より安全性が増している。

2RG-RU1E系/2TG-RU1A系/2KG-RU2A系 現行型車種

2017年7月3日登場。衝突被害軽減ブレーキの改良が行われ、停止車両や歩行者に対しても衝突回避を支援する機能が追加された。メーターは7インチの液晶を配した新型に変更されたほか、ステアリングホイールも4本に変更されステアリングスイッチを装備する。また室内灯や車幅灯および、路肩灯とナンバー灯も従来の蛍光タイプからLEDタイプに変更された。

ハイデッカー9m車のトランスミッションが7速MTシフトから、ダイヤル式の7速AMT(機械式オートマ)シフトに変更となった。なお12m車は、従来の7速MTとなっている。

2018年6月28日に、OEM供給元の日野セレガが再度マイナーチェンジを発表(発売は7月2日)に伴い、廉価版のHD-VPを除いた12m車においてもダイヤル式のAMTシフトを設定。安全装備に関する充実も図られ、ドライバーに異常が発生した場合に非常ボタンを押して車両を停止させるドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)、可変式スピードリミッターを標準装備したほか、全客席ELR付3点式シートベルトおよび客席シートベルト警告灯をオプション設定した。

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いすゞ・ガーラ
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