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キュービック

きゅーびっく

ここではいすゞ自動車が、1984年から2000年にかけて製造していた、路線バス用車両について説明。
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曖昧さ回避編集

キュービック


概略編集

1984年にCJM/CQM系をフルモデルチェンジして登場した大型車のキュービックLVと、9m大型車のキュービックLTからなり、かつ川崎重工(後にIKコーチ→いすゞバス製造)製車体を持つ路線バス用車両。

1970年代にルノーが製造していた路線バスをリファインしたような、当時としては斬新なデザインであった。

製造開始から幾度の改良を経た後、2000年エルガへフルモデルチェンジする形でカタログラインナップから姿を消した。


車体編集

バス車両はシャーシと車体が別のメーカーで作られていることが多く、このいすゞLVシリーズも例外ではない。

いすゞは架装指定メーカー(いわゆる純正車体)として川崎重工を指名していたが、川重車体工業製には以下の特徴がある

  • 前面は下辺にカーブの付いた1枚窓
  • 正面左右に三角形の固定窓を配置
  • オーバーラップ式のワイパー(ただし降雪地帯の事業者や国鉄バスへは平行連動式)
  • スケルトン構造の車体だがリベット接合を一部使用

この他指定メーカー以外のメーカーの車体を架装する例もあり、富士重工西日本車体工業北村製作所が架装していた。なお、これらの車は「キュービック」と呼ばれることはなく(素人でも一目で分かるほど外見が異なる)、ボディのモデル名+LV(シャーシのシリーズ記号)と呼ばれることが多い。

特に北村製作所製はその見た目からナマズの愛称で親しまれており、地元・新潟県の事業者たる新潟交通頚南自動車の2社のみ導入された。

また、斬新なデザインを「前衛的」と捉えた東武バス(当時の東武鉄道)や小田急バスなどでは、純正のキュービックを選択せず、サードパーティである富士重工製のボディに切り替えている(実際は前面の1枚窓が高価であり、破損時の交換費用がシャレにならないからと言われている)。

その後東武では初期のノンステップ車についてはいすゞ純正を選んでいるが、正面形状が下辺のカーブの無い普通の2枚窓に変更された、キュービックらしさを喪った特注車であった(マニアからは東武顔と呼ばれる)。なお東武は1両だけ東武顔を採用したワンステップ車を導入しており、廃車後はアルピコ交通へ移籍している。

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