オレは覚えているぞ 全てを 常にな
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する否定者(否定能力が移行した人間)、および否定能力(超能力)の一つ。
能力の覚醒と共に、『全てを』不本意な形で覚え続ける能力。
「不忘」の理(ルール)
自己対象 強制発動型
自身の忘却を強制的に否定し、認識した物事を無差別に記憶し続けることができる能力。
この否定能力の持ち主は、必然的に完全記憶能力を有する事になり、戦闘に応用すれば1度でも見た技や構えをコピーして繰り出せる。
更にあらゆる知識を完全に記憶できるので、能力の持ち主が技術者の場合、その技術力は証明不要なレベルに達する。
その反面、否定される忘却は能力覚醒後に限定され、それ以前の記憶は対象外。
しかもその時その瞬間の気温や湿度、臭いや細かな形状等、本来なら記憶から削ぎ落とされる情報すら忘れられず、その膨大な情報量によって、覚醒前の記憶が押し潰されてやがて消滅してしまう。
また、完全記憶能力を有するとは言ったが、必要な記憶を瞬時に思い出せるというそれとは異なり、不忘発現以後の全ての記憶を常に覚えているという特徴がある。
「違うな 今思い出しただけだ」という持ち主本人の発言の通り、その情報量の多さは常人には理解不能であるのだろう。
「忘」の器
ユニオン所属の否定者で、研究所(ラボ)の所長を兼任する組織の要。
元より科学者として優れた人物であり、彼の頭脳がこれまでの組織運営を支えていたのは説明不要だろう。
しかし、妻の死の直前に能力が覚醒してしまい、不忘としての記憶で残ったのは妻の死に顔だけだった。
ループ後はまだ否定者として覚醒しておらず、風子はループ前の悲劇を知っている為、ニコの身に起きた悲劇を伝えていない(ニコは号泣する風子を見て、ロクでもない目に遭ったのは察している)。
そしてランゲージ戦にて不忘に覚醒。
この時は予想外の方法で知識量を増加させ、更に魂の知覚・理解により、記憶容量の問題を魂を使う事で解決。
つまり、魂の領域に無尽蔵に情報を詰め込める為、不忘のデメリットを克服した。
その後、魂を利用して他者に不忘を適用できるかの実験が行われたが………UNTELL-不通-のテラーが悲鳴を上げるレベルの地獄絵図と化していた。
関連タグ
ノミノミの実:ONEPIECEに登場する似たような効果をもたらす悪魔の実。こちらは記憶を際限なく蓄積するが、代償として脳が物理的に肥大化し続ける。
ランゲージ(アンデラ・UMA):前回のループでニコが討伐した上位十理。詳細不明だが、不忘なら負けようの無い戦いであった事が語られている。