概要
誕生日:5月24日(📅)
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する集団・UNDER(アンダー)の否定者(ひていしゃ:世界の理(ルール)から否定された超能力者)である男性。アンダー創設時から在籍する1人目のメンバー。
主に通信など技術面を担当している。またボスの側近的な立ち位置にもいる実力者。
📅出典:2023年8月~9月 アンデラ記念月間【否定者たちの誕生日発表】&アイコン配布 - 公式Ⅹ(前代・Twitter)
容姿
常に口元を布(マスク)で隠した男性で素顔は不明。年齢不詳だが若々しい印象。顔が露出している部分をみると整った顔立ちであると思われる。
額には、組織の技術者・ニコのように機械の接続用とみられる挿入口(プラグ)がある。これに下記の通信機(アンテナ)を接続して会話する。
兵士風の恰好をしており、ベルトにアンダーの意匠「逆さ不」がみられる。殆どの場面で通信装置と思われる機械を背負っている。
何処に収納されているか不明だが、複数の同型で大小様々な通信機(アンテナ)を常備している。これは細い配線(プラグ)でテラー自身に繋がっており、手を使わずとも意のままに動かせる。
人物
UNDER(アンダー)の創設時から在籍する1人目のメンバー。
淡々と役割をこなす有能な人物。
全ての会話は頭部に直結した通信機(アンテナ)を介して行う。なぜか直接口頭で発言しない。これはテラー自身の発声器官に不具合があるのか、否定能力の制約なのか理由は不明。
アンダーではボスの補佐的な立ち位置におり、それに見合う実力を有している。彼とは傭兵時代からの仲間で、テラーは通信兵だった経歴から現在もその技能(スキル)を発揮して活動している模様。
遠距離の情報を傍受・アンダーの現在地が不明になるよう通信制限や妨害・詳細不明の対象を調査など、アンダーの技術面を請け負うだけでなく戦闘もこなせる万能な働きをする。しかし、これはアンダーにとって要の部分を多く担当している重要な役であり、テラーはボスの許可を得て睡眠を取るなど苦労・負担も多いようだ。
テラーがアンダーに所属する目的は不明瞭だが、傭兵時代のころからボスへ付き添い行動している様で、アンダーの創設時には何も聞かず付いてきたとの事。おそらくボスの目的に協力する意志で在籍していると推測される。
また、テラー自身の意見を遠慮なくボスへ告げているなどの様子から、彼とは独自の信頼関係が築かれていると窺える。
良くて無駄がない会話、違う見方をすれば不愛想みたいな話口でかつ常識的な対話など、熟練した大人の雰囲気を醸し出している。これに加え端正な顔立ちと風貌 + 常に通信機(アンテナ)を介して発言する特徴から洗練・冷静(クール)な印象が顕著。
さらに成り行きで目隠しした少女の誘導(互いに手を繋いでエスコート)や重要人物の確保(高所から落下する彼女をお嬢様抱っこ)といった場面があり、読者的には好印象(イケメン)な仕草が散見される。
能力
自己対象 強制発動型
自身の肉体を用いる「情報伝達行為」を否定する否定能力。
「発話」のみならず「手話」「モールス信号」や「情報伝達を目的とした移動」すら否定する、明確なデメリットスキル。
解釈の拡大により、自身の身体を弾丸が「通」過することの否定など応用を聞かせることもできるが、作中で明確にメリットとして使われたのはこれのみ。
逆に言えば、テラーの戦闘能力は殆どが否定能力に頼らぬ素の身体能力と身に着けた機械によるものである。
伝達は否定されているが他人が勝手に読み取ることは否定されておらず、質問に対する身体の変化(脈拍等)で意思疎通を行った事もある。
テラーが常備している通信機(アンテナ)は探知や発声の他、攻撃の防御にも使用しており(バリアーのような性能を発揮している)、これの応用でか落下する人間を浮かせて保護するなどの場面もあった。
この他にも実力を秘めていそうな相当の実力者である。
pixivでは
『テラー』だけならば他作品に登場するキャラも指す。
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関連項目
はたけカカシ(少年漫画:NARUTOより)・・・常にマスクをしている忍びの男性(彼の場合は普通に口頭で会話する)、所属する組織内で相当な実力者といった、見た目や立ち位置などの特徴に類似点がある。余談だが、気になる素顔へ関する短編(エピソード)が公式で創作されている。
永近英良(漫画:東京喰種より)・・・物語の重要人物と付き合いが長い・彼のためならどんな世界でも付いていき支える覚悟がある・途中ある事情で口隠しの見た目となり発声に難が生じ、彼の場合は筆談などを交えて会話するといった類似点のある青年。
この先コミックス16巻およびコミックス未収録のネタバレを含みます |
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ループ後
否定者となる前から傭兵部隊「水平の秤隊(ホライゾンバランス)」の通信兵としてビリーの副官を務めていた。
生真面目で優秀、心優しく仲間を大切に思う青年であり、得意な歌を仲間の前で披露し喝采を浴びる一面もあった。
しかし、東南アジアの戦地ブロージャにて夜の警戒中にUNTELL -不通-を発現。
あらゆる「伝えるための手段」を否定され、敵軍に負傷兵を集めた救護キャンプへの攻撃を許してしまう。
※この時、仲間へ危険を伝えようとなりふり構わず懸命に叫んだ事で口の両端が裂け、以降も傷跡として残っている。マスクはそれを隠すためのもの。
今までのループではそのまま仲間を自分の能力で見殺しにしてしまっていたが、101回目のループでは風子たちユニオンの救援にてキャンプは救われ、その後のディスク争奪戦も終結。
ビリーと共にユニオンへ加入する。
悲劇を回避したためループ前より目が荒んでおらず、モフモフした襟足をひとつに括っている。
制服はジャケット無しのベストタイプ。黒手袋も着用。イチコとジーナが選んだらしい。
177話では以前のように頭部からスピーカーを接続するための挿入口が開けられている事が確認できるが、詳細は不明。