概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する集団・UNDER(アンダー)のメンバーで、否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)の老女。
老友才の(セリフ付きの)初登場は、君に伝われの原作者(そして真の漫画家)・■■■の回想で、彼女が若い頃に男主人公・アンディへ月光流居合を伝授している場面だった。しかし実はこれより前に画(一コマ)の小さい描写で、エジプトにてクリードと共に若い頃の友才と似た容姿の顔が隠れた人物が初登場しており、後に老齢ながらUNDER(アンダー)へ所属していた事が判明する経緯を辿った。
容姿
和装姿で高齢の女性だが、背筋などは凛としており殆ど若かりし頃と変わらず、まだまだ健在である事が窺える。
皺が目立つ顔立ちだが、どこか柔和な雰囲気を感じさせる美老女。
白い長髪をうなじ当たりで一つ結びにしており、室内でも藁笠を被っている。
白鞘を常に携えている他、扇子型の古代遺物(アーティファクト)を所持していると推測される。
人物
登場・会話場面が少ないため詳細不明。
若い頃は月光流居合の師範を務めていたが、現在の履歴は不明。だが彼女の佇まいは、まるで現代の侍を感じさせ、まだ達人の腕前は衰えていない気配を纏っている。
アンダーへ協力している目的はまだ不明。また自分が知っている古代遺物(アーティファクト)について仲間と自然に情報共有したり、アンダーの通信兵・テラーからは「友才さん」と呼ばれたりする事から、人間関係は良好な模様。
その時の対話から温厚な女性だと窺える。因みに、アンディと再会した任務地にて、彼の海苔を視てしまった際に赤面する乙女な所があるぞ。
公式小説第2巻では、早寝早起きに抜かりなく健康を気遣う一面が綴られている。
アンディとの関係
彼女が若かりし頃に、男主人公・アンディへ月光流居合を伝授した。また当時は、日本某所にある山奥へ居を構えていた。
アンディにとっては「元カノみたいなもん」と通信越しで、現在交際中-この時は遠距離恋愛中のような状態-の風子(ヒロイン)へ伝えた・・・そうしたかったが、電波が不安定の緊急通信だったため「元カノ…」と話した不幸(さいあく)なタイミングで通話が途切れるという不穏な会話になってしまった。というか、周囲の乙女たちからはわざわざ「元カノ」という表現を使う感性(センス)に、女心が分かってない発言に「アンタは何て事を言ってんだ」と全否定され、反論だけでなく物理的にもボコボコにされたアンディ…。
またこの時に交わした内容から、アンディと出会った頃から既に友才は否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)だったと判明する。
能力
UNDRAW -不抜-
詳細は不明だが、何かが「抜去(ぬきさる)」の事象を否定する能力。
桜の花びらが抜けることで能力を発動するUMAスプリングに対しては天敵となる能力の一つ。
ただしこの否定能力は自身の所持品・装備品にも効果を発揮してしまい、能力発現当時の彼女は居合の達人でありながら刀が抜けない状況に陥っている。他にも口にくわえた箸や串が抜けなくなるなど日常では中々不便であった。そして老齢期現在では、抜刀した刀で闘う様子などから、能力戦闘を畢竟にまで磨き上げた模様。
飽くまで否定するのは「抜く」ことのみなため、不抜能力を掛けた対象が「抜く」以外の方法で状況を脱することには無力。
例えば、上記の箸については話して口が大きく開いた拍子に抜けたり、地面に埋まって抜けない足を地面ごと持ち上げる力技で対応といった、否定能力の抜け穴が視られる。
関連項目
藁笠 / 編笠 アンダーポニーテール