概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する否定者(否定能力が移行した人間)、および否定能力(超能力)の一つ。
UNJUSTICE-不正義-(アンジャスティス)は、相手が秘めている「正義の本質(もくてき)」を否定する。
「不正義」の理(ルール)
他対象 強制発動型
不正義の器(否定者:否定能力が移行した人間)が認識した相手の正義を否定し、それに反する行動を強いる能力
2021年8月時点では、詳細不明の部分が多い否定能力。確認できる限りでは、相手が秘めている「正義(もくてき)」によって大きく効果が異なる特徴がある。
具体例として―
上記のように対人戦では有効な能力で、かつ「不正義」を発動しながら接近戦を有利に進めるなどの応用も出来る。また下記にあるように一個人で大群相手の物量戦にも有効な恐るべき汎用性を持っている。
「不正義」の行使は道具を用いる事で加減が可能と推測される。能力が初描写された時には、現在「正義」の器である女性が装着している仮面の目元(バイザー)を少し開けて、チラッと対象を認識しただけで、この「不正義」を受けた二人は「大切な人を殺す寸前で停止」という現象(ルール)を発生させた。別の場面では、同じ女性が装着している仮面を外し素顔をみせて「不正義」を発動した際、なんと「夜空を埋め尽くす宇宙戦艦が同士討ちで壊滅状態」という現象(ルール)を発生させ、破格の力量差をみせつけた。
この理屈(ルール)から、かなりの広範囲に効果を発揮できる否定能力だと窺える。また、人間のみならずUMAなどにも有効であると、一個人が持つには非常に強力で、不正義(ひつようあく)な魔性を秘めている。
発動条件
【調査中】
2021年8月時点では詳細不明だが、効果を発現させる対象者にある程度の「大義」を持ち合わせている事が条件であると判明している。
実際に、上記で触れた宇宙戦艦の同士討ちでは、口先だけで「大義」はない者は効果の対象外で何も起こらず生き残っていた。また戦神と称される相手には、彼が複雑な背景を背負う人物で「大義」が無い者だったため「不正義」を使えない戦況になった。
「正義」の器(否定能力が移行した人間)自身の条件については不明慮な部分が多い。判明している限りだと、能力者当人の「問いかけに応える」が発動条件の一つと推測される。また、仮面かサングラスをすれば日常生活に支障なく、不本意な「不正義」の発動を制限できる模様。
「正義」の器
まさしく正義に反する凶悪(ふせいぎ)な能力だが、作中で「正義」の器(否定能力が移行した人間)となった女性は長年の人生経験から扱い方を熟知している。また便宜上で「不正義」を発現させた人物も記載する。
組織(ユニオン)の女ボス。現行では設備・備品が整った環境にいる事もあり不便はさほどなく過ごせている模様。世界の命運を左右する闘いに身を投じている事もあり、荒事に向いた「不正義」を有効活用し、長年の経験もあって扱い方を熟知している。
その他、詳細は【ジュイス(アンデラ)】を参照。
不道徳な集団のボス。詳細は不明だが「不正義」の能力を発現させた男性。彼独自で使い方を習得している模様。
初めて「不正義」を披露した場面では、否定能力の妙からか「対象者(ヒト)の…心が見える」と、意味深な言葉(セリフ)をもらした。
その他、詳細は【■■■■■のボス(ネタバレ)】を参照。
関連項目
UNTRUTH-不真実-・・・UNJUSTICE-不正義-(アンジャスティス)と似た否定能力。こちらは他の「真実(ほんとう・こうどう)」を否定する。