旧国鉄バスを承継したJRグループの旅客鉄道会社各社の子会社が運行するバスの総称。民営化時は全社がJR本体の直営だったが、合意により1988年4月にJR東日本、東海、西日本は子会社を設立して譲渡。ただし3島会社である北海道、四国、九州は当面直営とした。2000年にJR北海道、翌年JR九州、2004年にJR四国がそれぞれ子会社へバス事業を譲渡し、全社が分社化を完了した。
2階建てバスエアロキングのお得意様としても有名で、北海道・東北以外の各社に新車導入の実績がある。
各社とも国鉄バスの性格(鉄道路線の先行・培養路線)上エリアが分散していた一般路線バスは縮小傾向にあり、高速バス主体の経営となってきている。
ちなみに、JRバスグループ各社が保有するトイレ付き車両は基本的に自社で徹底的に使い潰して廃車にするというスタンスを取っていた。移籍する場合があってもそれはグループ内の別会社か、共同運行を行う同業他社などに向けてごく一部あった程度でその例はあまり多くなかった。勘の良い人ならお気づきかもしれないが、トイレ付き車両を導入するということは、営業所や車庫に汚物処理設備を必要とする。すなわち「ツアーバス会社上がり対策」というわけである。
近年は緩和されたのか、JR出身のエアロキングが中古車販売店を通じて個人に売却されたりしている。