概要
MS-06Fザクマインレイヤーは、プラモデル企画『モビルスーツバリエーション』(MSV)に登場するモビルスーツ(MS)。
量産型ザクⅡ(F型)のバリエーションの一種類である。
一年戦争時にザクの背部にノーマルのバックパックの代わりに機雷(ハイドポンプ)射出機とスラスターを装備した大型バックパックを搭載したタイプで、そのほかに頭部にアンテナが追加されている。
機雷散布を目的とした機体であり、プロペラントの増積により通常のMS-06Fの5倍の行動時間を有する一方、大型の散布用バックパックの重量により運動性能は鈍重となっている。
大戦初期には連邦軍艦艇に大きな被害を与えていたが、大戦後半にジムが登場すると鈍重な当機の被害は次第に大きくなっていき、活動範囲が狭められていった。
ガンダムエース連載の『ククルス・ドアンの島』でもMSD版が登場。ヤル・マル伍長が搭乗し、携行火器としてアクト・ザクの四連装ブルパップ・マシンガンを装備している。
ガンプラ
MSVのひとつとして1/144スケールでプラモデル化された際は、バックパックを換装すればノーマルザクとなり、さらにプロポーションの改善や旧キットでは省略されていた股関節開閉や足首の可動などが実現していた事から「ザクのリニューアルキット」として歓迎された。
後に当キットをベースに06Rの携帯武装を付属した、シャア専用ザクのスペシャルキットがキャンペーン用の景品としてガンプラ購入者に店頭での抽選の当選者に配られたこともある。
明確なリニューアルキットとしてはHGガンダム以前に存在したガンプラとして初めてのキット(一般販売ではないが)でもある。
マスターグレードでもザクVer.2.0のバリエーションキットとして発売されている。
プレミアムバンダイにて受注限定でリアルグレード版も発売される。
なお、余談であるが「モビルスーツinアクション!」のシャア専用ザクのリニューアル版にはマインレイヤー風のランドセルも追加されていた。