本来は「エッダ」が正式名称ですが、別のキャラクターが多くヒットするため
「FF14 エッダ」や「エッダちゃん」で探すと見つけやすいです。
「エッダ」概要
主人公(プレイヤー)とは、とあるダンジョンの前で会うことになるヒューラン族の女性。婚約者でありリーダーのアヴィール、途中で出会ったと思われる弓術士リアヴィヌと呪術士パイヨ・レイヨの4人でパーティを組み冒険をしていた。
本人は幻術士(ヒーラー)だが回復が追い付かないのか、他ならぬアヴィールから「ケアルもろくにできない」と罵られ、ポーションを買いに行かされていた。
それでも愛する彼のために健気に頑張っていたが、タムタラの墓所での戦いにおいて、功を焦ったアヴィールは敵の前に突出し、命を落とす。
アヴィールに岡惚れしていたリアヴィヌは嫉妬と怒りから、パイヨ・レイヨは保身からエッダ一人に責めを負わせ、パーティは喧嘩別れの形で解散してしまう。
エッダは故郷に戻り、冒険者として1からやり直すと主人公に告げ、アヴィールの遺体の一部とともに去っていった、のだが……。
2014年7月に実装のクエスト及びダンジョンにて再登場。彼女の出した一通の手紙を元に、その行方を追うことになる。
ネタバレ
※以下ネタバレ
パッチ2.3【惨劇霊殿 タムタラの墓所】
パーティ解散後、アヴィールを失って憑き物が落ちたようにおとなしくなったリアヴィヌは、ミンフィリアに拾われていた。その後は主人公の所属する結社「暁」の一員として地道に働いていたが、帝国軍の襲撃により命を落とす。
一方、主人公はウルダハでエッダの元仲間「パイヨ・レイヨ」と偶然出会う。エッダから手紙が届いたという彼は、嫌な予感がすると言う。その手紙は、死んだアヴィールとの結婚式の招待状であり、式場は彼が命を落としたタムタラの墓所。式にはリアヴィヌも招待されているという。
しかしリアヴィヌはすでに死んでいると主人公から聞かされ、またその遺体が埋葬地から持ち去られていることを知って怯えるパイヨ・レイヨ。
真実を確かめに出向いたタムタラの墓所で、主人公たちはエッダの手記を見つける。それはエッダが婚約者の首と共に各地を旅する様子が書かれたものだった。まるで生きている人間のように「アヴィールの首」に話しかけるエッダ。そのアヴィールが囁くので、愛する彼のために「身体」を探すエッダ。手記の記述は徐々に狂気を帯びていく。
調査を進める主人公たちの前に立ちふさがったのは、まず無残にもアンデッドと化したリアヴィヌ、そしてエッダだった。
花嫁を思わせる純白の衣装(※1)に身を包んだ『純白のエッダ』は、ダンジョンの奥で冒険者らを待つ。彼女の傍らにいたのは復活したアヴィール……ではなく、タムタラの墓所で集めた魂と骸を寄せ集めで造られた(※2)、巨大な生首のモンスター『勇壮のアヴィール』だった。
私とアヴィールを祝福するために
みんなが贈物を持ってきてくれたのよ
あなたが気にかけていた冒険者も
ほらとっておきの身体を持ってきてくれたわ!
※1 この衣装はアヴィールを亡くした当時に比べ、かなり高レベルなものである。主人公に告げた通り、それなりの経験は積んでいたようだ。
※2 駆け出しのヒーラーであるエッダに死者を復活させるすべなどあるわけもない。狂気に陥った彼女を操り、リアヴィヌやアヴィールをアンデッドに仕立て上げた存在は、パッチ3.35にて実装されたコンテンツ「死者の宮殿」内で明かされることになる。
パッチ3.35【死者の宮殿】
50Fボス『漆黒のエッダ』として再登場。討伐に成功すると消滅の直前に正気に戻り、婚約指輪を遺して消滅する。
その後主人公は、再会したパイヨ・レイヨの頼みで、エッダとアヴィールの指輪をそろえ、二人の思い出の場所に埋葬し、手厚く弔うのだった。
余談
エッダは回復が間に合っていないとしてポーションを買いに行かされたり(しかも代金が不足していた)、アヴィールが死んでしまった際も彼女の腕が悪いせいだ、と仲間から責められている。
しかしエッダの発言から推測すると、実際にはアヴィール自身が回復魔法の届かない範囲まで先行してしまった事に一番の原因があると思われる。
このエピソードは、実際にゲームプレイで起こりがちな場面でもある。
パーティを支えるヒーラーが、成長過程で一方的に責任の追及を受け、暴言を吐かれるといったケースは少なからずあり、エッダとは別の方向で暗黒面に落ちてしまうユーザーも多い。
エッダ一人に責めを負わせようとする身勝手なパーティメンバーの描写は、ユーザー同士仲良くプレイしてほしいという、運営からのメッセージでもあることを忘れてはいけない。
こうしたトラブルを防ぐためには、ジョブに慣れるまでは野良のCFは極力使わず、不慣れであることを条件としたPTを募集する、あるいはFC内で仲間を募るなど、焦らずプレイできる環境を工夫する事が望ましいと言える。