概要
パイロットフィルムとは、映画、TVドラマ、特撮、アニメ等で、スポンサーへ売り込む為に作品を紹介する映像である。
このパイロットフィルムをスポンサーへ売り込む事で初めて映像作品群の製作が始まる反面、パイロットフィルム段階でお蔵入りになる作品も少なくはない。
特徴
作品の準備稿段階で映像化される為、その後の調整で出演者・声優・スタッフが調整される事がある為、本編との差違を比べてみるのも一考であろう。
パイロットフィルムのまま採用
宇宙戦艦ヤマト(1974年版)(アニメ・オフィスアカデミー)
意地悪ながらどちらもBGMのみで声が無い
パイロットフィルムから出演者・声優変更
パイロット版ではミラーマンがシルバー仮面を演じた柴俊夫が、シルバー仮面がミラーマンを演じた故・石田信之がそれぞれ出演していた。なお、パイロット版ミラーマンは等身大でもあった。
画像がそのまま決定稿になった珍しいケースだが、北条猛は野田圭一(本編は古川登志夫)が、花月舞は吉田理保子(本編は杉山佳寿子)がそれぞれ担当した。
作品が大幅に変更
ライオンマン→快傑ライオン丸&風雲ライオン丸(特撮・ピープロ)
元々現代劇として企画されたが、フジテレビ映画部に在籍していた別所孝治氏の発案で特撮時代劇となった。
また、ライオン丸を原作にした別製作プロの深夜特撮ドラマライオン丸Gでは巡り巡って現代劇となった。
有名なお蔵入りパイロットフィルム
ルパン三世パイロット版(アニメ・トムス・エンタテインメント)