概要
自来也の執筆している官・・・恋愛小説「イチャイチャシリーズ」のうちの一つ。
内容は作者(岸本斉史)曰く「少年誌に載せられない」ものらしく、音読させられたはたけカカシやそれを聞いていた奈良シカマルは燃えつきたような表情になっていた。
こんな内容ながら作中では物凄い人気であり、なんと実写映画化までされている。『兵の書』によればグッズ化もされており、恋愛ゲームとして発売される企画も立ったらしい。
ちなみに自来也は木ノ葉の里を出てから殆ど忍者業を営んでいなかったため、執筆業で生計を立てていたものの、イチャイチャシリーズはその総収入の殆どを占めていた(弟子のうずまきナルトが自来也の通帳の預金残高のゼロの数を見て驚愕するシーンがあり、作者曰く「綱手の借金位儲けている」とのこと)。
「パラダイス」は全3巻で、続編の「イチャイチャバイオレンス」、「イチャイチャタクティクス」も存在するが、非常に残念ながら作者・自来也の突然の死により絶筆となってしまった。
自来也の孫弟子であるはたけカカシは本作の熱烈なファンであり、18歳の誕生日の日に速攻で買いに行き、以降片時も手放さず、アニメオリジナルの101話での描写では映画化決定したことを知っただけで目の色を変えて前売り券を買いに行こうと大はしゃぎしていたほど。
なお、アニメ『BORUTO』37話では、「六代目はイチャイチャパラダイスでも読んで休んでたら?」という言葉に対して「もう暗記するほど読んじゃったからな」とある種の悲しさのある返答をしている。
ちなみに同じくアニメオリジナル101話の作中にてカカシが音読していた「イチャイチャバイオレンス」には「その時ジュンコは言った、『あぁ、私、あなたを見失いそう』」という一節があるようだが、これはカカシの素顔を知ろうと尾行していたナルト(中の人の名前が順子)がカカシを見失ったことに掛けた演出となっている。
アニメ『BORUTO』127話において、うずまきボルトが父親の師匠に当たる自来也の存在を知り、うちはサラダが父親のうちはサスケとギクシャクした際(『BORUTO』95話)にカカシが『イチャイチャタクティクス』を参考にサスケに助言をしたために、ボルトとサラダが同書、同シリーズに興味を持つ。
その際に六代目火影となったカカシの愛読書とあり、サラダが人間関係を修復する処世術の本と予想をしていた上に、ナルトたちの同期がその内容を告げられずにオブラートに包んだ発言をした上で未成年である彼らに読ませようとしなかったために結局、実用書というより小説(犬塚キバと油女シノのコメント)、どちらかっていうと恋愛小説(秋道チョウジのコメント)ということ以外は教えられず、内容が分からずじまいに終わる。
また、ナルトは師匠の代表作とあって一応自宅の部屋に隠し置いており、その内容を読もうとしたボルトは母親に阻まれ、更に成人してから初めてその内容を読んだ母親は赤面している。
シリーズ
- イチャイチャパラダイス
- イチャイチャバイオレンス
- イチャイチャタクティクス
- イチャイチャデンジャラス
- イチャイチャレース
- イチャイチャダイナミック(非売品)