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イチャイチャパラダイス

いちゃいちゃぱらだいす

「NARUTO」の登場人物である自来也が執筆する架空の小説。ここではイチャイチャシリーズ全般に関して記述する。
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概要編集

木ノ葉隠れの里伝説の三忍と呼ばれる忍者の内の一人、自来也が処女作『ド根性忍伝­』の後に執筆した官・・・要素が強い恋愛小説

「イチャイチャパラダイス」は上巻・中巻・下巻の全3巻で、続編の「イチャイチャバイオレンス」「イチャイチャタクティクス」も存在するが、非常に残念ながら作者・自来也の突然の死により絶筆となってしまった。


制作背景編集

小説の内容は著者である自来也の実体験、特に綱手に対する愛と剛腕である綱手の実力行使を含む過激な拒絶をもとにしている。

自来也は幼少期より綱手を意識していたが、綱手は唯一の家族の弟の縄樹、最愛の恋人の加藤ダンを戦争で喪い、長年傷心状態でありダンへの思いのためか自来也のスケベさからかその思いを拒絶していた。

また自来也は新作を作成する際のリサーチと称して、温泉や銭湯の女風呂をのぞくなどしている。

うずまきナルトが弟子入り志願をした際においろけの術を披露したため、その術でインスピレーションを掻き立てた時もある。

劇中での登場編集

劇中で初めて登場したのは第七班のサバイバル演習、はたけカカシが主人公うずまきナルトを体術で相手した際。

カカシはイチャイチャパラダイス中巻の続きが気になると言い本を読みながらナルトを圧倒し、下忍見習いのナルトたちが上忍の実力を見せつけられることとなる場面で登場した。

以降、後述のシリーズなどを含めカカシの愛読書として登場する他、様々なメディアミックスが展開されていることが描写されている。

また、自来也は「イチャイチャタクティクス」を利用した暗号文を残すなどするなど、単なる娯楽作品としてのみならず重要なアイテムとしての役割を果たした。


内容編集

内容は原作者(岸本斉史)曰く「少年誌に載せられない」ものとのこと。

鳴魂皆の書ネタ

NARUTO 秘伝・皆の書で銀魂で知られる空知英秋が寄稿したイラストでは、坂田銀時が「こんなとんでもないモン天下のジャンプで堂々と読んでたの?」、「ほとんど公然ワイセツ」、「なにがはたけカカシだよ、あそこカタシの間違いだってばよコレ」とコメントしつつ鼻血を流しながら血眼で内容を見ていた。

下ネタが満載な銀魂の主人公でさえドン引きしつつも読まずにはいられない内容であることが察せられる。

普段は黙読している愛読者のはたけカカシですら暗号解読のためと音読を強要された際は羞恥心で顔を赤くし、聞いていた奈良シカマル(当時16歳)も燃えつきたような表情になっていた。


メディアミックス編集

こんな内容ながら作中、ナルトの少年期から青年期までの間の物凄い人気を誇る作品である。

なんと実写映画化までされており、大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!のヒロインである風花小雪(芸名:富士風雪絵)が劇中終盤で実写映画「イチャイチャパラダイス」の台本を所持しており、彼女が主演ないし出演していることが推察できる。

『兵の書』によればグッズ化もされており、恋愛ゲームとして発売される企画も立ったらしい。

収入編集

自来也は木ノ葉の里を出てから予言の子を探すため、殆ど忍者業を営んでいなかった。

そのため、自来也は執筆業で生計を立てていたものの、『イチャイチャシリーズ』はその総収入の殆どを占めていた

弟子のうずまきナルトが自来也の通帳の預金残高のゼロの数を見て驚愕するシーンがあり、作者曰く「綱手借金(数億円規模)位儲けている」とのこと。


はたけカカシとの関係編集

自来也の孫弟子(弟子の波風ミナトの弟子)であるはたけカカシは本作の熱烈なファンであり、18歳の誕生日の日に速攻で買いに行き、以降片時も手放さず持ち歩く。

『イチャパラ』のテーマは愛であり、娯楽としての楽しみの他に、忍者として必要な何かが根底に流れているような気がしてならない、とナルトからシカマル以上と称された頭脳の持ち主はコメントしている。

アニメオリジナルの101話では「イチャイチャバイオレンス」の実写映画化が決定したことを知っただけで目の色を変えて前売り券を買いに行こうと大はしゃぎしていたほど。

ちなみに同じくアニメオリジナル101話の作中にてカカシが音読していた「イチャイチャバイオレンス」には「その時ジュンコは言った、『あぁ、私、あなたを見失いそう』」という一節があるようだが、これはカカシの素顔を知ろうと尾行していたナルト(中の人の名前が順子)がカカシを見失ったことに掛けた演出となっている。


なお、アニメ『BORUTO』37話では、「六代目はイチャイチャパラダイスでも読んで休んでたら?」という言葉に対して「もう暗記するほど読んじゃったからな」とある種の悲しさのある返答をしている。

しかし、六代目火影として多忙であったカカシが七代目火影へと代替わりを迎え、ようやく時間の出来たカカシは「イチャイチャパラダイス」の聖地巡礼を果たして感激で泣くなどしている。


次世代における描写編集

ナルトたちの子供世代の活躍を描く『BORUTO』の作中では世代が下ったことで、『イチャイチャシリーズ』の知名度は若い世代には浸透していなかった。

フリーマーケットの古書店で置かれるなどしており、店番も若者だったため内容を知らずにため未成年に売りかけるなどトラブルが見られる。

そのため、ナルトたちやそれ以上の世代の大人たちが何も知らない子供たちに興味を持たせないよう奮闘する様子が端々で見られる。

アニメ『BORUTO』106話においてカカシはマイト・ガイと共に湯の国との国境付近にある温泉街へ向かい、「イチャイチャパラダイス」の映画ロケ地である大きな大木の下へ行く。

その際に二人の護衛任務を務めていた猿飛ミライ(恐らく15歳)は『イチャパラシリーズ』を知らないもののカカシが感激で咽び泣く様子を目の当たりにしてよほどの名著と感心して「私も読んでみたいです」と興味を示すとお前にはまだ早い!(カカシ、ガイ)と断言される。

アニメ『BORUTO』127話において、うずまきボルトが父親の師匠に当たる自来也の存在を知り、うちはサラダが父親のうちはサスケとギクシャクした際(サスケ新伝、『BORUTO』95話)にカカシが「イチャイチャタクティクス」を参考にサスケに助言をしたために、ボルトとサラダが同書、同シリーズに興味を持つ。

その際に六代目火影となったカカシの愛読書とあり、サラダが人間関係を修復する処世術の本と予想をしていた上に、ナルトたちの同期がその内容を告げられずにオブラートに包んだ発言をした上で未成年である彼らに読ませようとしなかったために、実用書と言うより小説キバシノ)、どちらかって言うと恋愛小説チョウジ)、あれは、ダメだ(サスケ)ということ以外は教えられず、内容が分からずじまいに終わる。

なお、少年時代のナルトは本を読むカカシの様子から「ロクでもない内容」という印象を抱いているが、師匠の代表作かつ縁の品とあって、成人後の自宅の部屋に一応保管していた(自分で買ったのか、カカシもしくは自来也から貰ったのかは不明だが、ナルトの性格から後者の可能性が高い)。この本はボルトが部屋を漁って発見したが、それを見つけて一読し赤面した母親に「ボルトにはまだ早すぎます!」と即没収された。


シリーズ編集

【本】編集

イチャイチャパラダイス

恋愛初心者の主人公とヒロインが、次第に大人の愛に目覚めていく純情交際物語。

上巻、中巻、下巻の全三巻でそれぞれ定価120両(1両=約10円のため約1,200円)。

映画化もされており、ロケ地の一つに湯の国の国境付近にある火の国の温泉街付近の大木がありファンの間では聖地と呼ばれている。

映画に当時の人気女優にして雪の国の国主、風花小雪(芸名:富士風雪絵)が出演している可能性がある。

表紙に男女が追いかけっこしているオレンジ色の本であり、裏側には禁止マークが付いている。

我愛羅秘伝において姉のテマリ婚約をして浮かれている様子を見て、恋愛を理解しようと我愛羅がこの本を読んでみたものの、結局よくわからなかった模様。

イチャイチャバイオレンス

シリーズ第二作、定価120両。

エビスはパラダイスよりもバイオレンスの方が好きらしい。

当時の自来也は人生で2回死にかけたことがあると発言しており、1度目は若い頃、女湯の綱手を覗いたために全力で殴られ、両腕と肋骨6本の骨折及び内臓破裂の重傷を負い、生死の境を彷徨った時(2度目はナルトが九尾化し、4本目の尾を出して暴走した時)とあるため、この出来事がモチーフとなっている可能性がある。

表紙に男が女に蹴り飛ばされている赤い表紙。

アニメオリジナルでは映画化告知の看板が立てられており、上述のイチャイチャパラダイスの映画版の続編と思われる。

イチャイチャタクティクス

シリーズ第三作、定価不明。

イチャイチャバイオレンスから3年後に発売されたファン待望の続編。

表紙は考える人のポーズをしたピクトグラムが描かれた緑色の本。

兵の書の突撃取材では自来也は次回作を「イチャイチャライセンス」としていたが「イチャイチャタクティクス」に変更になっている。

恐らく、自来也が自分の癖字のカタカナの「タ」が数字の「9」に似ている点から暗号になりうることを考慮して変更した可能性が高く、執筆当時共に修行の旅に出ていたナルトにそのことを気付かせるためにあえて原稿を読ませていたなどしていた。

後に自来也の死によって彼の遺作となった。

『BORUTO』260話ではあまりの過激さに読んだ途端に気絶する読者が続出したため、第2版からは結末の部分がカットされていることが判明。唯一結末が描かれた初版はレアな存在であり、カカシも長らく初版の行方を追っていた。そのため、たまたま依頼主がそれを持っていた時はものすごい形相になっていた

また、第5章は「家同士の揉め事で結ばれない二人」に関する内容らしい。


その他編集

  • エロエロパラダイム

原作531話の扉絵にして第7回人気キャラクター投票結果発表の集合絵に描かれた第三位のカカシの手にあった本。

自来也の作品かどうか不明だが、おそらく彼の作品、ないしパロディもの。

  • イチャイチャプールタイム
  • イチャイチャエモーション
  • イチャイチャダイナミック
  • エロエロインストール

ロック・リーの青春フルパワー忍伝に登場した亜種。

  • イチャイチャデンジャラス
  • イチャイチャレース
  • イチャイチャダイナミック(非売品)

【メディアミックス】編集

【映画】

イチャイチャパラダイス THE MOVIE

入場料金:180両

イチャイチャバイオレンス THE MOVIE

入場料金:不明

【DVD】

イチャイチャパラダイス THE MOVIE

定価:不明

【ゲーム】

イチャイチャパラダイス(PlayVacation 2)

定価:不明


余談編集

グッズ化

自来也の処女作、自来也の弟子たち(長門波風ミナトうずまきナルト)の愛読書の「ド根性忍伝」­は書籍化したもののイチャイチャシリーズの書籍化は果たされていない。

しかし、イチャイチャパラダイス中巻、イチャイチャバイオレンス、イチャイチャタクティクスの表紙をモチーフにしたブックカバーが公式に販売されたり、メモ帳が非売品グッズとなったりしていた。

戦争回避

アニメオリジナル177話で、牙の国が爪の国へ宛てた和平を結ぶための親書と自来也の原稿が入れ違いになり、あわや戦争が起きそうになる。

しかし、爪の国の大名がイチャイチャシリーズのファンだったため戦争が回避されている。

幻のシリーズ第四作

2008年のジャンプフェスタに展示された屏風絵のカカシが「イチャイチャパラダイス4」を手にしており、表紙はウェディングドレス姿の女とタキシード姿の男が並び立つオレンジ色の本であった。

自来也が生き延びていたらこれがシリーズ完結作になった可能性がある。

また屏風はナルト、サスケ、サクラ、カカシ、自来也、綱手の順番に並んでおり、カカシの左にいるサクラが恋を実らせサスケと結婚を果たしており、自来也が生還していれば綱手が自来也の思いを受け入れていたことの暗示の可能性もある。


関連項目編集

NARUTO 劇中劇 作中作

小説 官能

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