概要
火の国の北東に位置する豊富な自然と観光資源に恵まれた小国「湯の国」に存在する忍の隠れ里。また、霜の国の霜隠れの里とも隣接している。
小説『木ノ葉新伝』においてはメイン舞台となっており、猿飛ミライが因縁のあるジャシン教教徒らと戦っている。
また、湯の国には柱間やマダラ以前の時代にうちは一族によって血之池一族が追いやられた地獄谷が存在する。
里の現状
小国の隠れ里である為に第三次忍界大戦終了後は衰退の一途をたどるかと思われていたが、豊富な自然と観光資源に恵まれた立地条件を生かし、平和主義の下で観光立国を果たした平和な国、隠れ里となっている。一応は、最低限度の戦力としての湯隠れの忍(ミライ曰く「(他里と比較して)錬度が低い」)も存在し、また暁とのパイプを持ち、裏の仕事をさせている等のことはしている。
一方で飛段の様な好戦的な性格の人間をはじめとした、里の方針に不満を抱く者達からは「ぬるま湯隠れの里」と蔑まれている。
ジャシン教
暁に所属する飛段はこの里の出身であり、敬虔なジャシン教教徒でもある。好戦的な飛段と殺戮をモットーとするジャシン教が出会い、やがて湯隠れの連続殺人者として悪名をとどろかせた末に飛段は暁へと加入している。
このジャシン教は湯隠れが発祥とされるという説が紹介されているが、詳細に置いては判明していない。
仮説とすれば、大国・火の国(木ノ葉隠れ)に隣接し、雷の国(雲隠れ)とも近い距離にある故にとばっちり関係無く戦場となる湯隠れの過酷な現状から、殺戮をすれば救われる的な教えが発展してジャシン教へと先鋭化していったのか、または第三次忍界大戦後に観光立国・平和主義政策に転換した湯の国・湯隠れの里に対して「無責任に平和を訴えている」の不満から好戦的な者たちが「平和という名の呪縛」「ぬるま湯隠れ」と嫌悪していく内にジャシン教の様なものへと先鋭化していったのだろうか?
あまりにも危険な宗教である故に、ジャシン教に関しての木ノ葉隠れ上層部が保管する資料は基本的に閲覧禁止にされるレベルとなっている。
地獄谷
初代火影・千手柱間やうちはマダラの時代よりずっと前に、権力者からの依頼でうちは一族の手によって迫害を受けた血継限界・血龍眼を有する血之池一族が追いやられた場所。
生きて行くだけでも難しいとされる非常に過酷な場所。