概要
1948年12月6日生、秋田県出身。
高校卒業後、上京してダンボール工場で2年働き、その後法政大学法学部政治学科に進学。アルバイトで学費を稼ぎながら卒業し、電気通信設備会社に2年勤務した後、小此木彦三郎の秘書となり政界に足を踏み入れる
その後横浜市議を経由し、1996年の第41回衆議院議員総選挙(神奈川2区)で国政転身。
第1次安倍晋三内閣で総務大臣として初入閣。自民党の政権復帰後の第2次安倍内閣では内閣官房長官に就任した。第2次安倍内閣発足以降は官房長官に在任し続け、在職日数が歴代1位となっている。
安倍政権の顔とも言える存在となっており、メディアへの露出も多い。同じ苗字である菅直人元総理と区別するため、某笑ってはいけない番組のネタを基に「ガースー」という愛称で呼ばれている。
人物
自民党内ではどの派閥にも所属していない、珍しい人物である。また、世襲揃いの自民党の有力議員としては珍しく、係累に政治家や官僚がいない(息子が3人いるが、今のところ政界を目指す動きはないようだ)。
現総裁・首相の安倍晋三とは盟友とも言える仲であり、内閣で閣僚として彼を支えている他、党総裁選時にも積極的に応援活動を行うなど、女房役に徹している。一方で安倍のもう一方の盟友である麻生太郎とは確執を取り沙汰されることが多く、幹事長の谷垣禎一、二階俊博とも"不仲説"が流れたこともある。
昔は今よりも若干ふくよかな体型だったが、将来の健康を考えて2009年頃にスープカレーダイエットを開始。夫人のサポートもありダイエットに成功し、かなりスリムになった。ネット上では、淡々と仕事をこなす姿勢と、記者の質問に対してクールに切り返す様が一部で人気を集めている。
記者の質問に対して、「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」などと繰り返して一蹴する彼の応答の仕方は「菅話法」「菅官房長官語」と呼ばれ、毎日新聞の記事では、相手の質問や意見に対して正面から向き合わない「コミュニケーションの遮断」が特徴で、実質的には何も答えない話法だと批判された。特に政権に批判的な東京新聞の記者に対しては敵意を隠さず、質問を妨害する場面も見られ、他マスコミからも「露骨なハラスメント」であるとしばしば非難される。
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小渕恵三:官房長官時代に新元号発表を担当した繋がり。