概要
サンドボックスゲーム『Terraria』のPC版において導入できる大型Mod。
数十体の新しい敵と凶悪なボス、そしてそれらに立ち向かうためのアイテムや作るためのレシピ数個、苦難を極める新バイオーム、そして既存のexpertモードに匹敵する難易度などを追加する、まさに闘争を求めるプレイヤーのためのModである。
大幅に強化された戦闘面以外にも、『Lore(伝承)』と呼ばれるボスやバイオームに関するバックストーリーが綴られていたり、DM DOKURO氏が手掛けた数々のハイクオリティなBGMが採用されていたりと、ユーザーを楽しませる要素が多い。
他にもCalamityならではの家具やブロックなどの建築要素があるらしいが、そこは割愛しておく。
新たな難易度
Revengeance
難易度設定expertのワールドでアイテム『Revengeance』を使用すると変更できる、高難度モード。
ボスの攻撃力が増加したり、AIに変更が見られたりと強化されるが、このモードでしかドロップしないアイテムが存在し、プレイヤー側も『Rageゲージ』と『Adrenalineゲージ』が追加される。
Rageゲージはボス戦中に敵に攻撃を当てたり、逆に受けたりすると溜まっていき、満タンの状態で解放するとダメージブースト+150%5秒間または被弾するまで得ることができる。
一方のAdrenalineゲージは、攻撃を一定時間回避し続けるとゲージが溜まっていき、満タンの状態で解放すると最大ダメージブースト+250%を5秒間得られる。
ただし、使わずにいるとダメージブーストが徐々に減少していく。
ちなみに、ボス戦中に難易度変更しようとすると即死する。
プレイヤーはナメられました
Death
Deathモードが始まった。楽しんでくれたまえ。
Calamity mod最大の高難度モード。
Revengeanceモード中にアイテム『Death』を使用すると突入できる。
Rage/Adrenaline解放によるダメージブースト増加、敵のスポーン率及びダメージ増加、さらに討伐していない一部のボスがバイオーム別に確率でスポーンするようになる。
Deathモードが終わった。十分に楽しめたかい?
登場人物
Yharim/ヤハリム(ヤリム)
『ジャングルの暴君』の異名を持つ謎の存在。
ゲーム中、各ボスやバイオーム伝承でその名を確認できたり、彼にまつわる装備を入手できたりと、Calamity modにおいて重要な人物であることがうかがい知れる。
Draedon/ドラドン(ドレイドン)
ヤハリムの鎧を作った鍛冶職人。
mod最高の作業台『Draedon's Forge』を考案し、使ったのも恐らく彼。
追加バイオーム
Sunken sea/サンケン・シー
地下砂漠に生成される、大部分が水に水没したバイオーム。
ネイビーストーンで構成された洞窟に、シープリズムの光が灯されている。
Sulphurous sea/硫黄の海
硫黄の砂と濁った水で構成されたバイオーム。
酸性の水に覆われており、中に入っている間はスリップダメージを受け続ける。
過酷な環境に適応した強力なエネミーが出現したり、雨の日に侵入するとステータス減少デバフを付与されたりと、危険な環境となっている。
また、アビスへの入り口でもあり、赴くためには装備を整えてから潜航する必要がある。
Abyss/アビス
深淵の名を冠したバイオーム。
極めて危険なバイオームであり、受動的だが信じられないほど強力なエネミーが生息し、高水圧により呼吸ゲージが通常より早く減っていく。
最大四層に別れており、下に潜っていくにつれ貴重な資源と宝物を発見できるが、光源確保の困難さやエネミーの遭遇など、その分危険性が増していく。
Brimstone crag/ブリムストーンの岩山
地底世界左側に生成されるバイオーム。
『brimstone』と呼ばれるブロックで構成されており、後述するBrimstone elementalとの戦いの舞台となる。
Astral infection/アストラル侵食地
不浄の地及び真紅の地、聖なる地に次ぐ、第三の侵食地。
宇宙より飛来した流星により発生した。
荒廃した地表に、緑と橙の結晶体が露出した謎の黒色の構造体が隆起しており、異様な様相を出している。
エイリアンめいたエネミーが跋扈しており、いずれも強力なだけでなく『アストラル感染』デバフによるスリップダメージで体力を削ってくる。
追加ボス
ハードモード前
Desert Scourge/デザートスカージ
砂漠で遭遇できるワーム系ボス。
Crabulon/クラブロン
ひかるキノコの生えた巨大なカニ。
彼のテーマソングはアップテンポのテクノミュージックでとてもカッコよく、Calamity modにおいて名曲と名高い。 カニのくせに
Hive mind/ハイブマインド
クトゥルフののうみそに似たボス。
不浄の地にて時折スポーンする『Hive Cyst』を破壊するとスポーンする。
自ら体当たりで攻撃するだけでなく、『Hive brob』や『Dank creeper』などのエネミーを召喚してくる強敵。
The Perforater/パーフォレーター
口や目が出鱈目にくっつき、血管が脈動している肉塊。
真紅の地にて時折スポーンする『Perforater Cyst』を破壊するとスポーンする。
プレイヤーの頭上を陣取り、スリップダメージを与える『燃える血液』デバフを誘発させる弾を撒き散らしたり、ワーム型の敵を最大三匹けしかけてきたりする。
伝承によるとクトゥルフののうみそに寄生している、いわば寄生虫のような存在らしい。
Slime God/スライムゴッド
キングスライムの強化形態を思わせるボス。
紫の『Ebonian slime(エボニアスライム)』、赤い『Crimlan slime(クリムランスライム)』、そしてそれらを統率するコアの三体に別れている。
ハードモード
Cryogen/クライオジェン
雪原にて対峙できる氷の結晶体。
プレイヤーを追尾しながら、どこかで見たような障壁で攻撃を防いだり、フロストボルトを発射したりする。
凍え、凍結、フロストバーンの三種類の雪原由来デバフを網羅しているが弾幕は緩めなため、後に控えるボスと比べるとそうそう苦戦することはない。
Brimstone Elemental/ブリムストーンエレメンタル
炎の一種を司っている、単眼のエレメンタル。
バニラの地底世界で生成される追加バイオーム『Brimstone crag』にて対峙できる。
『Brimstone flame』というダメージデバフを与えてくる攻撃をしてくる。
ドロップ品の中にあるアクセサリ『Rose stone』を装備すると仲間として戦ってくれる。
魔物娘好きにはたまらないかも。
Aquatic scourge/アクアティックスカージ
硫黄の海で対峙できるワーム系ボス。
Calamitas/カラミタス
Calamity modにおける重要人物の一人。
ツインズのレティナイザーのような挙動で飛び道具を放ってくるが、強さはもちろん段違いであり、取り巻きを2体召喚して襲ってきたり、周囲にミニオン『Soul seeker』を呼び出してこっちの攻撃を防いでくる。
Siren&Leviathan/セイレーン&リヴァイアサン
人魚『Siren』と巨大生物『Leviathan』のコンビ。
最初はSirenが『???』名義でスポーンし、何もしてこないが、攻撃を仕掛けて倒すことによって初めて戦いが始まる。
Sirenの体力が50%を下回るとLeviathanが召喚される。
Astrum Aureus/アストラム・アウレウス
アストラル侵食地にて対峙できるボス。
金属と有機物が融合して形作られたクモのような造形を持ち、背中に炎に似たエネルギー体が揺らめいている。
The Plague bringer"Goliath"/ザ・プレイグブリンガー『ゴリアス』
クイーンビーを機械化したかのようなボス。
スリップダメージ+防御と移動速度低下+暗闇状態の効果をもつデバフ『疫病』を誘発させる攻撃を多数持っており、プレイヤーめがけて突撃したり、ミサイルを射出して攻撃してくる。
ドロップする武器も相手に疫病を誘発させるものが多く、自分のものにできれば強力な戦力となる。
彼のテーマソングもClaburonと双璧を成すほどの名曲ぶりで、五拍子からなるハードコアBGMは一度聞く価値あり。
Ravager/ラヴェジャー
肉と岩で構成された巨躯と、赤と青の眼光を宿す頭骨を持ったボス。
バニラのゴーレムのように飛び上がって上から押し潰そうとする他、両端のフックを射出したり、移動を阻害する石柱やフロストバーンを誘発させる攻撃をする燭台などを召喚する。
また、HPが減ると頭部を分離させて襲いかかってくる。
何気にドロップ品が美味しいボスであり、プロヴィデンス討伐後に倒すと多様なインゴットやコアを落としたり、Revengeanceモードで倒すとRage解放時のダメージを恒久的に強化する『Infernal Blood』をドロップしたりする。
Astrum Deus/アストラム・デウス
アストラル侵食地にて対峙できるボス。
数匹単位で徒党を組んだワーム系ボスで、体長が短い代わりに数の暴力で一斉に襲いかかってくる。
ポストムーンロード
ムーンロード討伐後に戦うことができる。
Profaned Guardian/プロファンドガーディアン
それぞれ役割の違う敵で結成されたトリオボス。
Bumblebirb/バンブルバーブ
かわいいひよこ
……ではなく、後述するYharonのクローン生体兵器。
伝承によると自身を複製させる能力を持っており、自力で小型のクローンを作り出し襲わせてくる。
Providence/プロヴィデンス
燃え盛る炎の翼を持った神々しいボス。
多彩な攻撃方法を持っており、槍や火の玉による弾幕攻撃、巨大火炎弾攻撃、さらにムーンロードのような薙ぎ払いレーザービームなども放ってくる。
時折Profaned Guardianを三体召喚し、こちらの体力を回復させてくるため、取り巻きにも気を配る必要がある。
撃破するとRaveger等の以前のボス達が強化される他、ドロップ品が追加される。
Sentinels of the Devourer/センチネル・オブ・ザ・デバウアー
※画像はSignus
召喚アイテムを違う場所で使用すると呼び出せるボスが変わる特殊なボス群。
ダンジョンの中で使うと鏡のような姿形の『Ceaseless Void(ケースレスヴォイド)』、地底世界で使うとマントを羽織った『Signus,Envoy of the Devourer(シグナス・エボニーオブザデバウアー)』、超高空もしくは宇宙で使うとワーム系ボス『Storm Weaver(ストームウィーバー)』が呼び出せる。
Poltergeist/ポルターガイスト
黒い甲殻のようなものを身にまとった霊体。
ダンジョン内で『Phantoplasm』と呼ばれる敵を30匹倒すと呼び覚ませる。
プランテラのような挙動を持っているが、HPが減るとフックをパージしたり、分身を作って襲わせたりと、とにかく色々召喚してくる。
The Devourer of Gods/デバウアーオブゴッズ
「神は死など恐れぬ!!」
Calamity modの中で最強と悪名高いボス。
イーターオブワールドなど、ワーム系ボスは長大な身体が仇となり総じて弱めの傾向にあるが、彼だけは例外的に凶悪な強さを強さを持っている。
胴体部分にはほとんど攻撃が通用せず、弱点の頭を狙う必要があるが、その頭部の接触ダメージが桁外れである。
すなわち、致命傷覚悟で向かい合い、正面切って攻撃を仕掛ける必要がある。
Jungle dragon Yharon/ジャングルの龍ヤハロン
※デフォルメされてるけど、実際はもっとデカい
Yharimの忠実なしもべにして、ドラゴン。
火炎弾や炎の竜巻、高速突進攻撃などの怒濤の攻めでこちらを追い詰めてくる。
条件を満たすことで第二形態に移行、最後まで戦うことができる。
彼のテーマソングは二つも用意されており、特に第二形態移行時のものはDM DOKURO氏によるボーカル付きという気合いの入りっぷり。
スーパーボス
Supreme Calamitas/スープリーム・カラミタス
真の力を解放したカラミタス。
その強さは桁外れであり、某弾幕ゲームを彷彿とさせる激しい攻撃で襲いかかってくる。
一度呼び出すと絶対破壊不可能のブロックが周囲を囲み、どちらかが敗北するまで出ることはできない。
仮にすり抜けるなどして出たとしても死ぬ。
THE LOADE
Yharimに似たナニか。
ジョークボスであり、(恐らく)プレイヤーが勝てるように作られていない。
膨大なHPに加え、既存のバニラボス(スケルトロン、プランテラ、ゴーレム)のAIを切り替えながら襲ってきたり、防具を剥ぎ取るデバフを与えてきたりとかなり凶悪な性能を持つ。
ダンジョン寺院にてスポーンするレアエネミーからドロップするアイテムを使って呼び寄せられる。