曖昧さ回避
概要
サンドボックスゲーム『テラリア』の最終ボス。
バージョン1.3にて実装、Luna Eventクリア後に出現する。
英名はMoon Lord。Lordとは君主や王などの意味。決して月の道ではない。
画面の大半を占める巨躯とは裏腹に、両手、額、心臓にしか当たり判定が存在しない。
掌に付いた目からレーザーを撃ってくる他、目玉型の誘導弾、額の目から高い攻撃力を持つ薙ぎ払いビーム、口からエイリアンめいた何かを伸ばし捕らえた相手の回復を阻害するなど、強力で多彩な攻撃方法を有する。
倒し方だがまず、額と両手の目を破壊しなければならない。とはいえ目は開いている間しかダメージが通らないので狙いを一つに絞るのか逐次エイムを変えるのかは個々の判断となる。
目を破壊すると『真のクトゥルフのめだま』がスポーン、3つ全ての目を破壊すると心臓があらわになりこれを破壊すると撃破となる。ただ、めだまは独立して攻撃してくる上に、撃破することはできない厄介者。潰す前に使っていた攻撃をより高頻度で繰り出してくるので戦闘は激化する。3つの目を破壊するまでが第1形態、心臓があらわになってからが第2形態と考えれば分かりやすいだろう。
ドロップアイテムは何れも強力なものが多く、中でも無限貫通ビームを照射するテラリアナンバーワンDPSを誇る魔法武器『さいごのプリズム』と、虹を描く猫を射出する魔法剣『ミャオメア』が特に重宝されている。また探索・建築用としても上級モード完全制覇のご褒美である最高の光源ペット『あやしいめだま』、マップ埋めが容易にできて室内から広範囲を攻撃できる『スターラス』、とりあえず護衛で出しておける汎用性の高い設置ミニオンの『レインボークリスタルのつえ』『ルナーポータルのつえ』と選り取り見取り。
また、素材『ルミナイト』はインゴットに加工したあと、各種ピラーから獲得できるかけら(しゃくねつのフレア、ボルテクス、ネビュラ、スターダスト)と組み合わせると最強の防具・翼・ピッケル及びハンマアクスが出来上がる。
更にドロップする剣であるスターラースとミャオメアはテラリア最強の武器であるゼニスの作成にも使用する。
攻略(前置き)
ムーンロードの攻略方法だが、重要なのはほとんどの戦術において第1段階の薙ぎ払いビームを毎回食らっているようでは勝ち目が無いという点。このビームは難易度ふつうでは150、難易度上級では300というかなりのダメージを誇るので、こんなものを序盤から食らっていてはまず勝負にならない。幸い攻撃速度が遅く回避しやすいのでその点につけ込んだ立ち回りをすることとなる。かつてはブロックを貫通できないという弱点もあったのだが、バージョン1.4より容赦なく貫通するようになった。
このビームはムーンロードの額に位置する目玉から放たれるため、真っ先にここを破壊してしまえばだいぶ楽になる。最もビームのチャージ中にしか額の目玉は攻撃できないため、チャンスを逃さず攻撃する必要があるが。
また目玉飛ばしも難易度ふつうで110、難易度上級では220といった威力なので可能な限り避けたい所。
ナースを利用するのも有用といえる。流石にナース部屋で戦うのは不可能だが、「回復→離脱」程度の短時間でナースが倒れるということはまず無い。ムーンロードはワールド内の全てのプレイヤーが死亡するまで絶対にデスポーンしない仕様を活かしリコールポーション(まほうのかがみは発動が若干遅い)でナース部屋に帰還し即回復→テレポーターで離脱という戦法はかなり有力。
ちなみにムーンロードの攻撃は従来のダメージとは別プールで処理されるので敵の攻撃に被弾した際の無敵時間でゴリ押すことは不可能。過去のバージョンでは可能だったが現在は修正されている。とはいえムーンロードが与えてくるダメージ自体に干渉することは可能なので『ほしのヴェイル』等で被ダメージを受けるクールを伸ばすということが可能。
攻略(戦法)
ガチンコ戦法
ムーンロードと正面切って戦う戦法。武器・装備の選択が豊富だが薙ぎ払いビームや目玉飛ばしをいかに避けられるかが肝。『カオスロッド』や上位の翼で上昇し振り切りたい。
武器は基本的には遠距離攻撃だが、『のろわれたテオノ』『レーザーブレードタイフーン』『ネビュラアルカナム』『クロロファイトだん』等のホーミングする攻撃手段を用いると良い。中でも『スターダストドラゴンのつえ』及び『スターダストセルのつえ』を主力とするならひたすら逃げに徹することができるので立ち回りが数段に楽になる。とにかく直前のルナイベントで作成できる武器が非常に役立つだろう。
移動手段は基本的には汎用性の高いマウントUFO推奨だが、足場を組んで戦う場合はその限りではない。また、メカニカルカートをも用いた場合は小回りは利かなくなるものの主に真のクトゥルフの目玉の薙ぎ払いビーム等のいくつかの攻撃を加速で避けることができるので立ち回りの選択肢自体はグッと減り楽になる。
立ち回り方としては以下の2種類のパターンが主流。
- 周囲旋回:ムーンロードを中心として周囲をマウントでグルグル回りながら戦う戦法。薙ぎ払いビームの回避が肝心で、少し小回り気味に回ると比較的楽。この戦法の長所はこちらのダメージ効率が高い事。ホーミング性の高い武器を持っておけば旋回しながら攻撃ボタンを押し続けて無駄なく攻撃できる。反面口からの触手攻撃や目玉誘導弾の被弾が増えやすい点に注意。
- ワールド横断:ムーンロードは一度現れるとプレイヤーが生きている限りどこにでも現れるので、これを利用し海に移動できるアイテム「法螺貝」を使ってひたすらワールド内を高速で横移動しながら戦う戦法。ワールドの端から端までマウントで移動しながら攻撃→ワールド端の海に来たら法螺貝を使ってもう片方の海に移動→また端から端まで移動...を繰り返す。法螺貝はベッドを用意してリスポーン地点を設定するなどで代用可能。ムーンロードから離れすぎるとワープされるので、適度に速度を調節しつつ動くのが肝心。この戦法の長所は被弾率の低さ。攻撃を一方向に固定できるので避けやすい。反面画面外への攻撃機会が増えるのでダメージ効率は悪くなる。注意点として、薙ぎ払いビームのチャージ中に貝殻でワープしてしまうとワープ後ビームを避ける間もなく高確率で直撃する。
屋内戦法
薙ぎ払いビームがブロックを貫通しない特性を活かして屋根を設けて戦う戦法。
薙ぎ払いビームの事を考えなくて良い点は素晴らしいが、代わりに屋根を貫通・無視できる武器でないと額と両手の目にはこちらからも攻撃できない。
屋根を無視できる武器は上記のスターダスト武器の他、『しゃくねつのふんか』『ふぶきのつえ』『ダイダロスストームボウ』各種ヨーヨー等が挙げられる。
なお常に屋内で戦いたいと言うのでもなければ、常時はガチンコ勝負でビームを避ける時だけ屋根の下に逃げ込むといった戦い方も可能である。
ちなみに足元はブロックではなくあしばにした方がオススメ。こうすると第2形態心臓部へ普通の武器でも攻撃できる。
現在は薙ぎ払いビームの仕様変更によりほとんど使えなくなってしまった。
引きこもり棒立ち戦法
上記の屋内戦法をさらに特化させ、誘導弾の爆風を凌ぎきれるシェルターの中で棒立ちで戦う方法。
場合によっては攻撃を切り替えられる屋内戦法と異なり、第一段階で使う武器は完全に屋根を貫通・無視できるもののみに限られ、加えてベロベロ攻撃を避けられないので『スペクターフード』や『ヴァンパイアナイフ』は無効化、ナースの利用も不可能と自由度が低い。
ただし、立ち回りのことは全く考えなくていい上に必要な装備と設備を揃えてしまえば確実に勝てるという点は魅力。アクションが苦手なプレーヤーは勿論、操作難易度の高い一部CS版難易度上級の初回撃破にオススメの戦法である。
まずビートル装備(ビートルシェル)でダメージカット及び体力回復するアクセサリー(『ほしのヴェイル』『ワームのスカーフ』『こおったカメのこうら』『スカイシェル』『かがやくいし』等)と防御系バフを付与するポーションを可能な限り用意し耐久力を確保。
加えて『キャンプファイア』『ハートのランタン』を置き、立ち位置にバブルブロックで囲ったハチミツを用意、フックで固定しノックバックを無効化。そして『いのちのせきぞう』に加え、『カニのせきぞう』をブロックで囲い壁抜け出来ないミニオン(カラスがオススメ)でひたすらカニを倒させるハート回復装置を2つ製作、『ハートリーチポーション』でハートを回収し超回復で耐えきる。
ちなみに副産物でマナも大量に確保できる(というか本来はこちらがメインの機構)ので「ビートル装備だから近接武器」とこだわらず『そらのてじょう』及び『そらのもんしょう』を装備し魔法武器で戦うのもオススメ。
関連キャラ
ムーンロードの前座となるボス。
彼に崇拝されているらしく、四人の信者が祈祷しているタブレットにもムーンロードの肖像が描かれている。
テラリアの世界に召喚して何をしようというのか、またはどんな恩恵を受けようとしていたのかは、劇中では語られていない。
公式が掲載したLore(伝承)によると、ドライアドとその一族の決死の抵抗により切り離された身体の一部とされている。
真なるクトゥルフのめだまとの関連性は不明だが、恐らく本来の力を失ったものが、序盤に登場するそれかもしれない。