囲碁とは
「囲碁」とは、2人で行うボードゲームの一種。交互に盤上に石を置いていき、自分の石で囲んだ陣地の広さ(石が何目置ける広さ)を争う。単に碁(ご)とも呼ばれる。
古来から伝わる盤上遊技の双璧として、しばしば将棋と並んで語られる。
囲碁用語が一般用語になったのも多数(布石、定石、駄目等)。
黒石を持っている者から打ち始める。置石(黒石を2~9子あらかじめ置く)の場合は上手(うわて)の白が先に打つのが一般的。
対等の勝負(お互いに先番でも可能なことから互先とよばれる)をする場合にはニギリ(年上が石を複数握り、年下が奇数か偶数か当てられたら年下が黒番)で黒番・白番を決める。また、先に打つ黒の方が有利なためコミと呼ばれるハンディが付く場合がある。コミとは架空の点数のようなもので、後から打つ白番の陣地の広さに多めに足される。コミを「6目半」に設定すると
先に打つ黒は7目以上多くの地がないと負けになる。「半」とは0.5目のことでこれにより引き分けがなくなる。
日本の盤上遊戯では実は難しい部類の遊戯と言われている。
コンピュータと囲碁
囲碁をコンピュータにやらせるには高度かつ複雑な思考ルーチンが必要だとされ、将棋や麻雀と違いプロ級の腕前をコンピュータが持つのは困難だとされている。現在でも囲碁製品を販売している任天堂でも三代目社長であった山内溥(アマ六段)を負かす事が暗黙の了解であった為、少なくとも山内氏が健在の頃は「コンピュータとの対戦」ができる囲碁は出せなかったという(ただし、「初心者が囲碁を学ぶ為」という条件付きでコンピュータと対局できる作品はある)。