内容
題名は主人公の女の子・戸倉羽希が、小学校の頃クラスのみんなでヘチマを植えたはずが1本だけ別の苗が混入しており、見事なかぼちゃが育ってしまったエピソードから、思い通りに行かない計画のこと。
小さい頃から鍵っ子で近所の若草老人会に入り浸って囲碁を打っていた羽希は、計画では若いうちに特別推薦で老人会の正会員になって…
一方、サッカー部の篁近衛は、かつては碁のプロ棋士を目指し、当初の計画として碁会所で1000連勝を目指していたが見事に999連勝でストップしたことがあり、「わざと囲碁から遠ざかりサッカーなんかに打ち込んでみたりしたけれど…時々サッカー・ボールが白黒の囲碁に見えたりゴールネットが碁盤の目に見えたり…」。
物語後半では、2人が過去に会っていた(そして羽希がすっかり忘れていた)ことが判る。