概要
超人系悪魔の実の一つであり、右手を他者の顔に触ることで記憶し、あらゆる人物に変装することができる(左手で自分の顔を触ると戻る)。能力者はMr.2ボン・クレー。
その能力は外見のみならず、声や体までをも忠実にコピーできる(従って、190㎝くらいのボンちゃんでも、動物のチョッパーや天突く巨体のマゼランに変身できる)が、体質自体を記憶することはできないのが欠点で、あくまで戦闘力は「外見相応の一般人」にしか変身できない(ゾロに変身しても怪力になるわけではない)。あくまで「本人がタッチした時の記憶」にしか変身できないので、あとで本物が髪を切ったり、刺青を入れていたりすればすぐに見破られてしまう。
また、ボンちゃんはこの能力を使うことにより、今までのメモリーを利用してモンタージュを行うことも出来た。
関連項目
単行本未収録、ネタバレ注意!!!
実はボン・クレーより前の能力者がいたことが判明。前任者は、貧乏暮らしの若きオロチの元へやってきた謎の老婆。山姥のような相貌に祈祷師のような風貌、頭に2本の蝋燭を巻きつけている。
オロチに「光月家に仕えていたオロチの祖父は、他の4人の大名家の次期将軍候補を毒殺して、自らが次期将軍になろうとしたが、光月家にスキヤキが生まれたことで計画が仇となった上悪事が公となり切腹、黒炭家は財産と領土を没収され取り潰しとなった」と吹き込み、光月家への復讐心を植え付けた。
オロチにヘビヘビの実を与えて光月家への復讐計画の片棒を担ぎ、さらにおでんに化けて「オロチは自分の弟分」と皆に公表したり、危篤状態のスキヤキにも変装してオロチを次期将軍の代理にも指名した。
また、この時は若き姿のとある大海賊と思われる顔もメモリーしており、とある海賊団に通じていた可能性も示唆されている。その実、オロチに自身の肉親かどうか問われた際に「誰かなんてどうでもいい」「今まで国外にいた」と話している。さらに、オロチに武器の製造を勧めて「それを餌に“巨大な後ろ盾”が得られる」とも語っていた。
しかし、現在はボン・クレーが能力者であることから、この老婆は既に死亡しているものと思われる。