概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。主人公・ドラえもんが所有する四次元ポケットのスペア。初登場回はTC25巻収録「四次元ポケットにスペアがあったのだ」。
四次元ポケットを洗濯・メンテナンスする際、有事に備えてドラえもんが所有している予備の四次元ポケット。
普段は押し入れの枕の下に隠している(ちなみに足元には「四次元くずかご」が置かれている)。スペアポケットはドラえもんが普段からお腹に装着している四次元ポケットと四次元空間で繋がっている為、どちらのポケットからも四次元空間に保管されているひみつ道具を取り出すことができる。
しかし、誰かがスペアポケットに他の道具等を収納した場合、それを知らないドラえもんがポケットから取り出してしまうこともある(上記の原作エピソードでは、のび太がスペアポケットにゴミを収納した為、知り合いの猫にプレゼントをあげようとしたドラえもんが間違ってそのゴミを取り出してしまうこととなった)。
また、大長編及び映画版でも度々登場しており、『ブリキの迷宮』や『ねじ巻き都市冒険記』では、互いのポケットが四次元空間で繋がっているという性質を利用し、スペアポケットに潜り込みドラえもんがお腹に装着している四次元ポケット(行方不明となっているドラえもんの居場所)へ移動するという荒業を行ったこともある(その際、ドラえもんの居場所は人間が生存可能な環境かどうかが分からなかった為、のび太達はスペアポケットに潜り込む前に「テキオー灯」を使っていた)。
ちなみにスピンオフ漫画『ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』では、ドラえもんズがドラえもんの四次元ポケットの中を通ってスペアポケットへ出ようとしたのだが、ドラえもんがスペアポケットを持って来ていた(四次元ポケットにスペアポケットを収納していた)せいで、四次元空間を移動しようにも全く意味をなさなかったこともあった。