概要(コミックス未収録のためネタバレ注意!)
「誰も彼も役にはたたなかった 鬼狩りは今夜潰す 私がこれから皆殺しにする」
超越生物・鬼舞辻無惨が“胃腑(いのふ)の中”たる無限城において、残存する鬼殺隊戦力を殲滅するため最適化させた肉体。
無限城での戦いにおいて、しのぶ、無一郎、玄弥という尊い犠牲を払いながらも、上弦の鬼最強たる猗窩座、童磨、黒死牟を倒す事に成功、全ての手駒を打ち砕いた。
しかし時を同じくして、無惨もまた珠世が全てを賭けた『鬼の特効薬』を繭の中で乗り超える。もはや大願へ至る道に不確定要素無しと判断した無惨が、迫る刃の悉(ことごと)くを根こそぎ噛み砕くために採った態(すがた)。
今まで直接鬼殺隊とは闘わなかった無惨であるが、とうとう自らの手によって鬼狩りを殲滅することを宣言する。
髪は白くなり、身体には紋様や、人間を喰うに特化した口を形成させており、文字通りの全身凶器。戦士としては決してプロフェッショナルとは言えない無惨だが、“超越している”という生物的優位のみを以てして、人間の修練、経験、才覚、覚悟、執念、智慧(ちえ)と業(わざ)――全てを灰塵の如く踏み砕く。
あだ名の由来
元々無惨は、髪が黒く、癖毛のようなウェーブがかかっていたため、ワカメや昆布などと言われていた。
しかし覚醒後には髪は白くなっていたため、昆布鬼改め塩昆布鬼となった。