解説
個人で制作運営するウェブサイト。1990年代後半から2000年代前半に流行した。
個人サイトの主は主に管理人と呼ばれる。手打ちもしくはホームページ・ビルダーなどのWebオーサリングツールを使ってHTML文書を作り、それと画像データなどをまとめてFFFTPなどでWebサーバーにアップする形が多かった。
サーバーは個人でWebサーバーを立てることも可能であるが、通常はレンタルサーバーを使う。フリーのサーバーの場合は通常、アップロードと同時に上下に広告が付けられ、それがレンタル料代わりとなる。しばしばCGIを使った掲示板が設けられ、管理人とゲストの交流の場としても機能していた。2005年頃からブログやSNSが浸透し、同時にCSSを多用したリッチなサイトデザインが流行したことからWebサイト制作は素人には敷居が高い存在となり、新規個人サイトの開設が激減。無料サーバーの代表格であったYahoo!ジオシティーズも2019年に終了してしまい、この際多くの個人サイトが消滅した。