概要
1996年 日本IBM(IBMの日本法人)において開発され、販売を開始した。
その後において著作権と商標権の譲渡があり、現在では譲渡先であるジャストシステムが本製品の開発販売、サポートなどを行っている。
初心者でもワープロ感覚で手軽にホームページを作れる、というのを初期からの売りにしており、プロ向けのDreamweaverなどと違って非常に取っつきやすい作りになっている。
また、「ウェブアニメーター」などのツールも付属しており、ブラウザが対応しているファイルのある程度は本ソフト内で製作可能。
2000年代前半にFMV等のメーカーPCにセットされたことで一時期急速に流行したが、当時のものは非常に癖が強く、当時のネットユーザーに強烈なインパクトを与えていた。大きな特徴としてWordのようにあらゆるオブジェクトを自由に配置することができたのだが、これが諸刃の剣、環境次第で表示が崩れてしまいやすかった(当時はWindows+InternetExplorer+MSPゴシックが基本だが、文字サイズが違っても崩れる)。
本ソフトにはホームページを作る為の便利な素材(壁紙、アイコンなど)が付録として付いていたが、バタ臭い傾向にあったため、サイトの基盤だけをホームページ・ビルダーで作り、素材はウェブ上にあるホームページの素材用サイトさん(pixivユーザーのような絵心のある一般人が趣味で作り、趣味で公開しているもの。素材サイトのリンクをまとめたサーチエンジンあり。注意事項はサイトの説明文を読もう)から調達するサイト管理人も多かった。
容量削減の為に『打った文字にHTMLのリンクを貼る』『壁紙を使う代わりに、カラーコードで背景に色を付ける』『容量の少ない壁紙を選ぶ』『掲載イラストを好きなサイズに縮小して、容量の少ないjpeg+最高画質の状態で公開する』といった曲芸的テクニックも併用された。
2000年代後半にはブラウザ互換性が求められるようになったこともあり、こうした強烈さは無くなっていったために存在を忘れられがちだが、現在でも販売は行われている。
パッケージ版とダウンロード版が存在し、2020年時点の最新バージョンは22。
バージョン11より下の製品は既にサポートが終了しており、修正パッチの公開も停止している他、バージョンアップ版でもアップデート元にならない。ただし製品とOSの相性が良い場合は(サポート終了製品はOSとの動作確認自体されない事がある)使用に特に支障をきたさず、FTPツールを使用してのアップロードも問題なく行える。