ペンシルロケット(日本初の実験用ロケット)
東京大学生産技術研究所AVSA班により開発された実験用ロケット。
当初は「タイニーランス」という名称であった。「ロケットの父」といわれる糸川英夫が戦後の米国におけるロケット開発を知った時、ロケットを自分の手で作ることを決意し、ロケット旅客機の構想を打ち立て、その第1歩として研究が始まった。1955年、国際地球観測年(IGY)において高層大気観測の目標が与えられたことから、ペンシルロケットの役割もロケット旅客機の実験機から高層大気観測のための観測ロケットの実験機に変更された。
長さ23cm・重量200gという小型のものであり、1955年春に東京都国分寺市などで発射実験が繰り返され、34発を全て成功させた。
その後
後にプロジェクトはベビーロケットに引き継がれ、初の本格的な地球観測用ロケットカッパロケットに繋がる。この系統はラムダロケットに至って人工衛星打ち上げ用ロケットに発展した。
ペンシルロケットによって生み出された日本独自の固体燃料ロケット技術は、のちの東京大学宇宙航空研究所、文部省宇宙科学研究所(ISAS)のミューロケット、そして現行の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) によるイプシロンロケットに受け継がれている。
MOTHERシリーズにおけるペンシルロケット
pixivにおいて作品が多いのはコンピュータRPGのMOTHERシリーズだろう。
初代作では、科学に興味を持つ天才少年「ロイド」が興味を持っており、
スイートリトル工場で製造されている。
これを手に入れて持っていくと彼をパーティへ加入させる事ができるが、理科室で発射してしまったため大変なことになる。
戦闘でも小型のロケット弾として使えるが、大した破壊力はない。
それが一気に知名度を上げたのが次作MOTHER2。こちらでもジェフの専用グッズとして登場。
今回はイベントには関与せず、使い捨ての店売りグッズとしてのみ登場する。
使い捨てにしては1発100ポイント程度の破壊力なのだが、大きな変更点が1つあった。
まとめ撃ちができるバージョンが販売されていることである。
5発セット・20発セットというものであり、1回の行動で1セットを一度に発射可能。
いかに1発100程度であっても、20発をたった1回の行動で一斉発射したら何が起こるかは想像するまでもないだろう。
作中におけるゲームバランスに少なからず影響を与えている代物であり、効きさえすれば強敵すら葬り去ってしまう。
スマブラforのアシストフィギュアで呼び出されたジェフが使うのもこれ。
5発セットを発射して召喚者(のいるチーム)を助けてくれるが、確率でもう一度攻撃してくれる。
三作目となるMOTHER3ではペンシルロケットは登場しないものの「えんぴつロケット」というアイテムが代わりに登場。
こちらは敵全体にダメージを与えることのできる攻撃アイテム。中々の火力があるため入手したらボスなどの強敵に積極的に使っていきたい。
MOTHER2における威力と値段
名前 | 威力 | 値段 | 入手 |
---|---|---|---|
ペンシルロケット | 100前後 | $29 | スリーク以降の武器商人 |
ペンシルロケット5 | 300〜500 | $139 | フォーサイド以降の武器商人 |
ペンシルロケット20 | 1500〜2000 | $2139 | ピラミッド以降の武器商人 |
特にペンシルロケット5は最強のコスパである。
また、20は値段が張るがこれ1発でだいたいのボスが沈むバランスブレイカー。
ちなみにダメージ値は固定幅ではなく、ジェフのスピードに依存する。
余談
ペンシルロケット20はなんとタライジャブの穴攻略直後から入手できる。
それは、テレポートαでウィンターズに行きスイスイが落とすのを粘るという方法。
問題点としてはその時期にしたらスイスイが普通に強いこと、入手率が1/64と割と低いこと、そして次のボスにペンロケが効かないことだ。まあ次の次のボスには効くので拾って損はない。