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アリコーン(エースコンバット)の編集履歴

2020-02-18 14:30:31 バージョン

アリコーン(エースコンバット)

ありこーん

エースコンバット7 スカイズ・アンノウンのDLC第4~6弾「SP MISSIONS」に登場する架空の原子力潜水空母。エースコンバットシリーズおなじみの超兵器の一つで、同エピソードではこの艦を巡るストーリーが展開される。

概要

エルジア王国海軍即応予備艦隊(通称:ラーン艦隊)所属の超大型原子力潜水艦。艦種は潜水航空巡洋艦。

ユークトバニアからペーパーカンパニーを通してスクラップを購入したエルジア海軍により建造、2015年に進水し艤装工事を行った後、翌年試験航海へ出るがその最中行方不明となる。698日後偶然海底で15度傾斜して着底している所を発見され、乗員356名中330名が生還。

艦長のマティアス・トーレス大佐(CV.安元洋貴)はかつてのエイギル艦隊旗艦、戦艦タナガーの艦長で大陸戦争当時の活躍で『コンベースの英雄』とも呼ばれており、同艦クルーも彼に心酔している。


DLC第6弾配信前に公開されたコラムによると、ユークトバニア・オーシア間の融和政策の一つ「START-3(第三次戦略兵器削減条約)」によって廃棄されたユークトバニアの戦略級ミサイル潜水空母「プロイェクト・アリコーン」で、解体の為にユージアへと渡り、ゼネラルリソースのグループ会社の一つで造船事業を手掛ける「GRマリン・アンド・シップス」により解体されたはずとなっている。

なおこのコラムを書いた記者は文内において、GRマリン・アンド・シップスはこれを解体せず、現代艦艇建造の実績作りを兼ねて改装し、第3者(コラム内ではエルジアの他、エストバキアやレサスが挙げられている)に売却される事が予想している。


構造

かつてのシンファクシ級潜水空母に似ているが大きさは大幅に上回っており、艦載機もVTOLかUAVオンリーだったシンファクシ級と違いUAVの他にCATOBAR機を運用でき、その為発艦用カタパルト2基と着艦用甲板を有する。

また、潜水艦であるにも関わらず魚雷発射管を装備していない(つまり、潜水艦の象徴である魚雷そのものを搭載していない)。元より魚雷は射程と命中率に劣る上、公式コラムでは「潜水艦同士の魚雷戦など夢想家の描く物語に過ぎない」と言い切っていることから、何らかの理由で水中戦闘能力を削除したのだろう。


スペックについてはこの記事より引用。


運用者エルジア海軍
艦種原子力潜水艦
級名アリコーン級
発注2000年頃
起工不明
進水2015年1月1日
就役2019年9月11日
排水量(浮上時)650,000t
排水量(潜水時)810,000t
全長495m
全幅116m
全高54m
機関溶融金属型原子炉×2基
主機蒸気タービン×2基
出力300,000ph
速力(浮上時)42キロノット
速力(潜水時)37キロノット
推進スクリュープロペラ2基(7枚羽)
乗員350人(潜水要員150名、航空要員200名)
兵装対空機関砲、対空ミサイル、200mmレールガン×2基、強爆発性対艦ミサイル(HEAS)
艦載機20~30機のCTOL機(ラファールMの場合は30機、Su-33(形式不明)なら20機、Mig-29Kなら24機、F/A-18(形式不明)なら22機)及び複数機の潜水艦発射型無人航空機(SLUAV)

主砲として射程400㎞、発射速度毎分80発の200mmレールガン2基を装備し、自衛用の対空・対艦ミサイル・対空機関砲の他、空母並みの艦載機運用能力も有している。潜水艦である特性上、先行して敵地に接近し航空機とレールガンによるアウトレンジ攻撃が可能で、オーシア情報局先進兵器分析部のデイビッド・ノース曰く「そのパワープロジェクション(戦力投射)能力は空母打撃群に匹敵する」と評価されている。


関連タグ

エースコンバット 潜水空母


劇中において

SP MISSION1

DLC第4弾のSP MISSION1「Unexpected Visitor:解放された者」においてロングレンジ部隊の一つで主人公のトリガーを隊長とするストライダー隊は、大量破壊兵器が搭載された可能性のあるこの艦を鹵獲、大量破壊兵器の証拠を掴み戦後の和平交渉を有利にする軍上層部の意向の為、揚陸艦パフィン及びその護衛艦隊、電子戦部隊のエンチャンター隊、戦闘機部隊のドレイク隊と共にアルティーリョ港へ向かう事となる。











これ以降は『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』のDLCストーリーに関わる重要なネタバレを取り扱っており、到達前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。

出来れば到達前であればブラウザバックを推奨します。
































アルティーリョ港上空で無数の敵戦闘機、揚陸艦を狙う攻撃機、トリガーを暗殺すべく襲い掛かったミミック隊のレイジとスクリームが駆るSu-47を撃退し、アリコーンまで目と鼻の先まで迫ったストライダー隊ら護衛戦闘機群と揚陸艦隊。一方アリコーンではエルジア軍司令部より自沈命令が下るもトーレス艦長はこれを拒否、エルジア軍を離脱し独自勢力としてクルーと共に蜂起する。迫るオーシア艦隊をアリコーンの対艦ミサイルと主砲のレールガンにより全艦撃沈(よく見ると主砲は両舷2門の1射で3隻同時に轟沈させている)、その後1機に巡航ミサイルを搭載したラファールM4機のSACS部隊を発艦させ急速潜航、オープンチャンネルでトーレス艦長は狂気の計画、核兵器を用いた大量殺戮を行い世界各国へ戦争終結を促す『1000万人救済計画』の演説を始める。ノース分析官の無線で巡航ミサイルは大量破壊兵器の可能性があると判明、領域離脱までに追いつき撃墜することとなる。

このラファールM部隊は列機が回避行動をとらず巡航ミサイル搭載機の盾になるためマルチロックの兵装で撃墜が望ましい。巡航ミサイル搭載機撃墜で誘爆による大爆発が起こりミッションクリア。ミッションクリア後、トーレス艦長は計画の出鼻を挫いたトリガーに対して激昂する

…がトリガーに自らの次の計画を手伝わせることと狂気の計画の一端を垣間見せ、SPミッション1は終了となる。


SP MISSION2

DLC第5弾のSP MISSION2「Anchorhead Raid:アンカーヘッド急襲」では、アリコーンそのものは登場しないもののアンカーヘッド港で繰り広げられているエルジア軍とストライダー隊との戦いに誘導砲弾発射訓練と称してかつてのシンファクシ級の代名詞、散弾ミサイルに似た空間制圧兵器を撃ち込んでくる。マーカードローンが終末誘導を行うためドローンを撃墜するか範囲外へ逃れることで対処が可能。


ミッション終了後、アリコーンはトリガー達によって駐留するエルジア軍が壊滅状態に陥り混乱状態のアンカーヘッドへ入港、戦術核砲弾2発を受け取り10分で補給を済ませ再び行方をくらました。これによりトリガー達は結果的にエルジア軍を撃退した事でアリコーンの補給の手伝いをする形となってしまった。デブリーフィングでアリコーンのクルー330名中30名は艦を降り、アリコーンのための諜報員として活動している事、主砲以外にも大型の600㎜、128口径レールキャノンを隠し持っている事、それによって発射される誘導砲弾の推定射程は最大で約3000㎞である事(ロングレンジ部隊曰く動くストーンヘンジ)、アンカーヘッドで受け取った戦術核砲弾でオーシア首都オーレッドを狙っている事、エルジア軍は「アリコーンが反乱を起こした」とオーシア軍司令部に説明し、「『アリコーンの行動とその結果』にエルジアは責任を持たない」事が判明。ノース分析官はアリコーンの事を『絶対に止めなくてはいけない敵』と称しSPミッション2は終了となる。

アリコーン、及びトーレス艦長との決着はSP MISSION3「Ten million relief plan:1000万人救済計画」となるだろう。


SP MISSION3

DLC第6弾のSP MISSION3「Ten Million Relief Plan:1000万人救済計画」でついにアリコーンとの決戦となる。9月19日、大陸戦争の終戦記念日に反戦、戦勝デモで100万人が賑わうオーレッドへ核砲弾を撃ち込む予定であることがノース分析官によって明かされる。しかしオーレッドへの砲弾の終末誘導方法は不明であった。

移動中のアリコーンをスプリング海の海溝直前の水深が浅い海域で待ち構え、友軍の対潜哨戒機P-14機で構成されたスペクター隊をソノブイ投下中護衛、投下終了後にアリコーンの潜伏する海域をトリガーの機体に搭載されたMADによって探知する作戦が取られアリコーンの艦載機SACS部隊及びUAVを退け1度目の探知まで順調に進行する、が探知中事前にばらまかれたジャミングブイと水中爆発によるノイズで探知を妨害、海溝まで逃げ切らんとするも再度トリガーによって探知、潜航中のアリコーンを味方艦隊4隻からのアスロックによって撃沈にかかるがアリコーンは浮上、対艦ミサイルと砲撃により駆逐艦シーガル、イージス艦カナリーを撃沈、駆逐艦グリーブ、ロースターを戦闘不能に追い込み味方艦隊を壊滅させる。しかしアスロックはバラストタンクへダメージを与えていた様であり長時間の潜航は出来なくなっているため航空機による直接攻撃で撃沈する流れとなる。

1000万人救済計画

戦闘はTGT指定されている両舷と艦首のバラストタンクを破壊することが目的となるが大量のCIWS、VLSやSAMからの雨霰の如き対空砲火、対空ミサイル、両舷の主砲レールガン、無数の艦載機以外にも戦闘が進むと新武装として艦上部に存在するECM発生機によるジャミング、アーセナルバードのAPSに似た電磁バリアを放出するバリアドローンを艦を囲むように展開など困難を極める戦闘となる。バリアドローンは電磁バリア内に入ると猛烈な勢いでダメージを受けるため、アリコーンへの攻撃を通しやすくするためにも射出直後に可能な限り撃墜しておきたい。

戦闘中にオーレッドで砲弾誘導の調査をしていたノース分析官はデモ隊の頭上を飛ぶアドドローンが終末誘導のカギと見抜き、空軍の電子戦機を使いオーレッド全域へ強力なジャミングをかけ誘導を不可能とする。

全バラストタンク破壊でトーレス艦長は降伏の意思を表明する、が……






降伏は真っ赤な嘘であり軍人であるがゆえに国際法によって降伏対象を攻撃できない事をいいことに大型レールキャノンによるオーレッドへの直接砲撃をしようとする。

降伏の意思はないと見抜いたノース分析官によりトリガーへと攻撃が促される。15秒以内に多数のバリアドローンを掻い潜り、レールキャノンへ攻撃を与えることで砲撃の照準をずらし、失敗させることが可能。


トリガーの攻撃によって1発目の核砲弾が外れ、FCSにエラーが起きレールキャノンの仰角が上げられなくなったためなりふり構わず艦後部トリムタンクに注水し艦尾を沈め、砲の仰角を稼いでまで2発目の核砲弾を放とうとする。

2発目の砲撃が行われるまでの2分以内にレールキャノン根元のコアを破壊することになるがバラストタンク破壊時に生き残っている兵装があった場合熾烈な妨害を受ける為できる限り事前に兵装は破壊しておきたい。

砲撃前にトリガーにレールキャノン根元のコアを破壊されたことによりとうとうアリコーンは沈黙、スーパーキャパシタに蓄電されていた大量の電力が漏電したのか、艦体から電光を洩らし、兵装から赤い火花を吹き上げながら各所で誘爆の後レールキャノンが設置されていた船体中央部が大爆発、アリコーンは真っ二つとなって轟沈。


水中で大爆発を起こし、トーレス艦長、クルー達とその狂気の計画と共にアリコーンはスプリング海へと沈んでいった。

ここにSPミッション3は終了となる。


余談

主砲レールガンの砲撃時と誘導砲弾発射訓練時のクルー達の掛け声は海上自衛隊で使われている掛け声のイントネーションに酷似している。

≪教練 対空戦闘よぉーい!≫

≪主砲撃ちーかたはじめー!≫



名前の由来となったアリコーン(有翼のユニコーン)は、1907年の著書『The Unicorn from the Stars』の中で、アイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツが想像した「笑顔と歓喜に満ちた破壊」を象徴する猛獣のイメージとして用いられている。

まさに、艦長トーレスの狂気に満ちた思想と言動を象徴するのに相応しいネーミングだと言えよう。

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