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概要編集

「アスロック」は、「Anti Submarin ROCket」(アンチサブマリンロケット)の略称。

東西冷戦時のアメリカ合衆国で、ソ連潜水艦に対抗するために開発された。



当時最新鋭の軍用ソナーAN/SQS-4と組み合わせて遠距離から潜水艦を攻撃するために開発された対潜水艦ミサイル。開発中にではより長距離の探知が可能なAN/SQS-23が開発されたため開発段階で射程が延長されている。

弾頭にMk.44短魚雷(海上自衛隊では73式魚雷)あるいはMk.17核爆雷を搭載し、遠距離から敵潜水艦を攻撃する。

初期のアスロックは8連装の箱型発射機Mk.112ランチャーから射出していた。射出後は無誘導で目標地点付近まで飛翔し、ロケットモーターを外してパラシュートで着水。着水と同時にパラシュートが外れ、沈下した魚雷が目標に向かって進む。

1980年代にはMk.41VLSに対応したRUM-139VLAが開発され、タイコンデロガ級巡洋艦などに搭載された。

現在日本でよく知られているアスロックはこちらのVLAである。


登場作品編集

  • 『駆逐艦ベッドフォード作戦』

東西冷戦期を舞台にした映画。開発初期のアスロックが登場している。

護衛艦「あいづ」に搭載され、海中を移動するゴジラを攻撃する。

主にアメリカ海軍が使用。

護衛艦「みらい」にVLAが搭載されている。ある意味印象的なアスロックの活躍シーンで知られる。

派生作品「亡国のイージス2035」から「ASROCVLS」としてVLAが登場。「ウォーシップガンナー2」でも「ASROC対潜」として登場する。

シリーズ過去作品から登場している対潜ミサイルVLSが目標となる潜水艦の直上まで飛翔し炸裂するのに対し、目標付近まで飛翔した後パラシュートで降下、誘導魚雷となって目標に向けて潜航するのが特徴。威力は対潜ミサイルVLSより強力だが命中までタイムラグがある。

潜水艦「アリコーン」を沈めるためオーシア海軍が使用し、バラストタンクを損傷させるが撃沈には至らず、逆に反撃され艦隊が壊滅する。

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