概要
「対潜」とは、字面通り潜水艦への対処のことである。
兵器としての潜水艦は、海上輸送路への通商破壊を行うことで敵国を干上がらせ、戦争遂行能力を丸々奪い取ってしまう凶悪な兵器である。また、それ以外にも敵艦隊への攻撃は勿論、海中に潜んでの偵察監視や、工作員の敵国への輸送などなど、通商破壊以外でも様々な点で厄介な面を持ち合わせている。
そのため対潜という任務は戦争遂行の上で非常に重要となる。
潜水艦が本格的に戦争へと投入された第一次世界大戦以降から「対潜」は本格化し、その後も原子力潜水艦や誘導魚雷、対潜ミサイルなどの開発と誕生により、潜水艦技術と対潜技術は日進月歩しつつ現在も洗練化が図られている。